宜野湾市議会 > 2005-12-15 >
12月15日-04号

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  1. 宜野湾市議会 2005-12-15
    12月15日-04号


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    平成17年 12月 定例会(第321回)     平成17年第321回宜野湾市議会定例会会議録(第4日目)                       午前10時00分(開議時刻)            平成17年12月15日(木)                       午後5時17分(散会時刻)1.出席議員(28名)    議席番号  氏名      議席番号  氏名      1  名城 宏       2  安里嗣頼      3  知念吉男       4  比嘉憲康      5  岸本一徳       6  佐喜眞 淳      7  平良眞一       8  新垣善正      9  比嘉正樹      10  伊佐敏男     11  屋良朝秀      12  桃原 功     13  知花眞正      14  大嶺 清     15  伊波一男      16  呉屋 勉     17  仲村春松      18  伊佐光雄     19  島袋亀次      21  宇江城昌健     23  上江洲安儀     24  伊波廣助     25  大城政利      26  澤岻安政     27  玉那覇 繁     28  前川朝平     29  上地安之      30  平安座唯雄2.欠席議員(なし)3.欠員 2名(20番、22番)4.説明のために出席した者      職名     氏名        職名     氏名    市長      伊波洋一     助役      安里 猛    収入役     當山盛保     教育長     普天間朝光    水道事業管理者 喜瀬昭夫     総務部長    多和田真光    企画部長    米須清栄     基地政策部長  比嘉 博    福祉保健部長  島袋正則     市民経済部長  石川義光    建設部長    砂川勝彦     教育部長    外間伸儀    指導部長    宮城茂雄     消防長     上江洲 勇5.議会事務局出席者      職名     氏名        職名     氏名    事務局長    長嶺 健     次長      松川正則    議事係長    瀬名波 稔    主任主事    伊野波万智子    主任主事    多和田真満    主事      玉城 学6.会議に付した事件は議事日程第4号のとおりである。               議事日程第4号         平成17年12月15日(木)午前10時開議 日程第1 一般質問   (1) 宇江城昌健     (2) 比嘉正樹   (3) 上江洲安儀     (4) 新垣善正   (5) 平良眞一 ○議長(伊佐敏男君) おはようございます。ただいまから第321回宜野湾市議会定例会第8日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第4号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。21番 宇江城昌健君の質問を許します。宇江城昌健君。 ◆21番(宇江城昌健君) 皆さん、おはようございます。それでは、一般質問に入っていきたいと思います。ちょっと入れかえしまして、教育基本法からやっていきたいと思います。 議長のお許しを得ましたので、1から4まで進めていきたいと思います。 まずは、教育基本法食育基本法についてお尋ねいたしたいと思います。食育基本法が平成17年7月15日に施行、その法律の趣旨は、健全な食生活で人を育てる。子供たちが豊かな人間性をはぐくみ生きる力を養うためには、何よりも食が大切であるということでございます。今まで学校当局では教育基本法があり、つまり知育、知識ですね、道徳、体育の3育が教育の基本法であったと思うし、これに食育基本法が施行されたことによって、本市の教育委員会はどのような方法で食について生徒たちに教育なさっているか、御説明お願いしたいと思います。 あとは自席から質問していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊佐敏男君) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) おはようございます。お答えいたします。食育基本法につきましては、先ほどちょっと御説明ありましたように、国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむことができるようにするため、食育を総合的、計画的に推進することとなっております。学校教育におきましては、食育の位置づけは、生きる上で基本で、知育、徳育、体育の基盤となるべきものであるということで、さまざまな経験を通して食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることを基本に、現在学校給食等を中心に進めております。 ○議長(伊佐敏男君) 宇江城昌健君。 ◆21番(宇江城昌健君) 部長おっしゃるとおり、食によって健康であるということですね。それで、沖縄の食文化は、全国的にも健康、長寿県として認められて、他府県の模範モデル県として食文化の先頭に立っています。沖縄の恵まれた自然、祖先の方々の食に関する知恵と豊かな素材をもとに、ウチナーンチュに合ったメニューがつくられています。沖縄でなければならない味覚で沖縄の食文化を生み出しています。そこで、この生徒たちの給食の中に、沖縄の素材を利用した料理は出されているかどうか、御答弁お願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時04分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時05分) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) お答えいたします。沖縄料理等の給食への導入でありますけれども、毎月4給食センターにおきましては献立表というのを配っておりまして、今手元に12月分の学校給食献立表を持っておりますけれども、この中で12月でも例えば12月21日の給食ですと、トゥンジージューシーというメニューがありまして、できるだけ郷土の料理等を学校給食の中でも取り入れるように努力を続けております。特に地産地消ということも叫ばれておりますので、地元でとれた物を中心にした琉球料理等を意識的に献立に取り入れて、それを子供たちに提供しております。 ○議長(伊佐敏男君) 宇江城昌健君。 ◆21番(宇江城昌健君) 意識的に琉球料理を使っていきたいという御答弁でございます。こちらに資料をもらいましたけれども、その中に12月分の黒糖サーターアンダギー、チキナーチャンプルー、ウッチン御飯とか、ナカミイリチーとか、シブインブシーとかがあります。本土にない食材、例えばゴーヤーとか、ゴーヤーイリチャーとかパパヤー、そういう料理なんかも取り入れてもらったらいいかなと思っております。ゴーヤーなんかは、ビタミンCがレモンの3倍ぐらい含まれているということで、パパヤーはまたそのぎょう虫の薬草の役割も果たしますので、ぎょう虫の予防にもなりますし、そういう大いに沖縄の食材、先ほども申し上げましたけれども、全国的に健康食品文化の発達した食材でございますので、どうぞこれからもできるだけ取り入れるようにお願い申し上げます。 厚生省が健康づくりのための食生活の指針として5項目を上げています。1点目に、多様な食品で栄養バランスを、1日30食品を目標とする。2、日常生活活動に合ったエネルギーを、食べ過ぎに気をつけ、肥満を予防、よく体を動かし、食事内容にゆとりを。3、脂肪は量と質を考えて脂肪はとり過ぎないように。動物性脂肪より植物性脂肪を多目に。4、塩分をとり過ぎないように。塩分は1日10グラム以下を目標に。5番に、心の触れ合う楽しい食生活。食事を家族触れ合いの場に。家庭の味、手づくりの心を大切にということであります。 そこで、教育委員会は、ただ給食を出すということではなく、家庭でも触れ合い、一緒に食事をするのだよ、そして和気あいあいとした食事をなるべくとるようにというそういう食事のとり方の教育はなさっていますか。どうぞお願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時09分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時09分) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) お答えいたします。学校給食におきましては、栄養素を中心とした指導が中心でありますけれども、マナー指導等もやっておりまして、特に最近栄養士を学校にお招きして、担任の先生と一緒にティーム・ティーチングを組みながら、栄養の学習とあわせて給食のマナー指導等もあわせて、そしてまたこれがPTAとの方とも連携しまして、家庭での食生活のあり方等も啓発を図っております。特に最近朝食の欠食してくる児童が多いという実態がありますので、学校でも意識的に朝食をぜひとらせて登校させるというそういう指導も特に力を入れてやっております。 ○議長(伊佐敏男君) 宇江城昌健君。 ◆21番(宇江城昌健君) 朝食なしで登校する生徒もよく見かけるし、私宜野湾中前で交通指導しているのですけれども、元気のない子供を見ますと、「あんた、朝食とったね」言うたら「とってない」とか、「パンだけ食べた」とか、そういうふうな子供たちもよく見受けられます。どうぞそういう指導も、ちゃんと朝食とるのだよ、また家庭では一緒に和気あいあいとして食事をとるのだという御指導もお願い申し上げます。 食物の5原則というのがあります。つまりたんぱく質、炭水化物、脂肪、緑黄色野菜、無機質、無機質とはビタミン類とかミネラルとかカルシウムとかであります。中国の言葉に、正しい食事をしていれば病気にならない。病気になったら食事を正せばよい。また、古代ギリシアの言葉に、食べ物で治せない病気は医者でも治せないという言葉があります。先ほどもありましたように、資料の献立表を見ると、十分な栄養素があると思います。どうぞこれからも栄養素に十分に気をつけてくださって、子供たちが健康で立派な体格に成長するように皆様にお願い申し上げまして、食育基本法は終わりたいと思います。 次に、緑化推進事業から進めたいと思います。松くい虫防除対策についてお伺いしたいと思います。現在沖縄県の中北部の山林では、松くい虫による琉球松が多大な被害を受けています。皆さんも北部に行きましたらよく御存じだと思うし、沖縄市の北から金武、宜野座までどんどん、どんどん北部に浸透しています。あれを見ると、本当に心が痛いです。我が宜野湾市内の琉球松にも松くい虫による被害が見受けられます。蔓延しないうちに早急に防除対策を講じてもらいたいと思うが、当局の御答弁をお願い申し上げます。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) 宇江城議員の御質問にお答えいたします。松くい虫の防除対策につきましては、公園の場合は平成12年から行っております。街路樹につきましては、平成16年に行っております。この防除方法といいますのは、幹に、1本の木に2本薬を注入するというのですか、そのような方法をとっておりまして、この場合、効果が約4年から5年ぐらいあるということで、4年から5年のサイクルで松くい虫の防除をやるような形で考えております。以上です。 ○議長(伊佐敏男君) 宇江城昌健君。
    ◆21番(宇江城昌健君) 平成12年、そして平成16年からこういうふうにやっているということを言っています。琉球松には歴史や文化があり、本市の財産であります。市内の公園や森には多くの松があり、その中には樹齢100年以上の松、つまり蔡温松のなごりも見受けられます。そして、それを守り保護していくのが私たちに課せられた責務だと思うし、部長、去年6月議会でしたか、部長はいらっしゃいませんでしたけれども、体育館、多目的広場の入り口に、2本の松の木が、シンボルの入り口ということであるのです。あのときに、左側の松は完全に松くい虫が入っていますよ、やられていますよということを申し上げました。だけれども、当時の建設部長が、これは大丈夫ですという答弁があったのです。皆さんも聞いたと思います。だけれども、今完全にもう枯れています。さらに、これを防除しないと、右側の松にも移転しますよ、さらに野球場のそばの松にも移転しますよと申し上げました。しかし、もう現在は左側も確実にやられている。右側も移転しているのです。下の葉がどんどん枯れてきて、あれ松くい虫の症状です。野球場に26本あるのですけれども、7本がやられている兆候が見える。2本は完全に枯れている。そして、1987年の海邦国体の、また50本ぐらいあるのですけれども、向こうは1本が兆候見られます。これは先ほど部長が防除対策というふうに申し上げましたけれども、今手をつけないと、3年はもたない。あれ僕は1カ年もたないですよ。1カ年ももたない、向こうは7本もやられていますからね、2本が完全に枯れている。これを今手つけないと全部やられる。さらに、森林、森、林というのは、向こうにたくさんありますね。コンベンションセンターのところにも松がたくさんあります。向こうにも移転する可能性ありますので、今申し上げました野球場の近辺、今兆候が見えるところの松の処分、そして防除対策、どういうふうにやりますか、御答弁願います。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) お答えいたします。前年に枯れた松からマツノマダラカミキリと言うのですか、そのような虫が発生いたしまして、マツノザイセンチュウというふうな虫を抱えて、5月から7月にかけてそれが発生するというふうに聞いております。そして、健康の松にそれが入っていくと。そして、そのときマツノザイセンチュウが木の中に入って10月には枯れてしまうというふうな現象で、松くい虫の現象が起きているというふうには聞いております。それで、その防除する期間が、大体12月から3月までの間に予防注射を行わなければならないというふうなことでありまして、それを行うことによって、先ほども申しましたけれども、4年から5年間の間はまず有効であるということになっております。そして、時期がずれたりすると、やっぱりマツノザイセンチュウ入って効き目がないということがありまして、今御指摘の松の方については、その辺の時期がずれたことによってそのような被害があったということで、今後は12月から3月の間で、公園の方についても、街路の方についても、計画的に害虫対策を行っていきたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(伊佐敏男君) 宇江城昌健君。 ◆21番(宇江城昌健君) これは本当予防も大変難しい。マツノマダラカミキリは空を飛んで歩いているし、卵を産むのもマツノザイセンチュウというのが入ってやるのですけれども、今薬品という言葉がありましたけれども、僕なんかはうちに2本あるのですけれども、グリーンガードというの、ワンツーワンというカプセルみたいなのがあるのです。これを打ち込んだら3カ年は大丈夫ということで、この薬品があるのですけれども、これ個人で買うと5,000円するのです。皆さんの年間の予算が、平成11年には93万8,000円、12年、13年は62万7,000円、15年、58万円、16年、33万円、ことしの17年はたった10万円。10万円ではこれ絶対対策できないと思います。なぜこういうように減らされているのか。先ほども申し上げましたように、琉球松は宝物です、財産です。コンベンションの松でも1本何十万円とするのではないですか。平成7年からずっと松くい虫について質問していますけれども、闘牛場に21本の蔡温松があったのです、胴周り1メートル40センチ。ということは、あれはもう100年以上の年齢です。あれが21本あったのだけれども、今1本しか残っていないのです。向こうは全滅です。だから、福祉センターの後ろにも140本あるのですけれども、1本入っているのです。そういうのも大変防除策としては難しい、もう飛んで歩く虫ですので。さっき部長がおっしゃったように健康な松を守っていく、これは本当に大事だと思います。森川公園が80本のうちの2本が入っている兆候見られるし、佐真下公園、15本のうち1本、これも100年以上の樹齢が2本あるのです。まつぼっくり公園、向こうにも56本あるのですけれども、向こうの松もえらい大きい松なのです。福祉センター、先ほども申し上げましたように140本あります。この全体を見て、早く健康な松を守っていく。この予算をもっとふやして、100万円ぐらいふやして、年次的に、100万円つくと200本が救えますので、こういうふうに薬品を注入して健康なものを守る。財産です。あのまつぼっくり公園やられてごらん、目も当てられません。そういうことで、森川公園とか守っていく。宜野湾市から松が消えていくということになると、本当に悲しい事態です。平成7年からやっているのですけれども、1カ所はもう全滅している。また、体育館、野球場にも入っているし、部長は県からいらっしゃって大変こういう知識はあると思います。だから、徹底的にやってもらって頑張ってもらいたいと思います。 それから、建設部は道路パトロールというのありますよね。毎日ではないですけれども、皆さん道路パトロールして歩いています。これ緑のパトロール、つまり1カ月に1回でいいですので、これをチェックして診断をするのです。市道何号には何本あって、傷んでいないか、そういうもののパトロール隊を設置。今皆さんの答弁見ますと、前の答弁では、福祉センターの後ろに松がありますよ、兆候見られると言ったら、福祉部長が出てやるのです。コンベンションやったら建設部長、どこでしたか、また市民経済部長がやったりして。こういうふうにやるのですけれども、緑に関しては1カ所に設置して、緑のパトロールというものにあれして、どこどこが傷んでいる、虫が入っているということを把握すれば、これに徹底的に駆除あるいはまた要望もできるのではないかと思うのですけれども、そこら辺のお考えはあるかどうかお願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) お答えします。確かに宇江城議員の指摘のとおり、公園の場合も、管理公社で行ったり、都市計画で行ったり、街路の場合はまた都市計画や管理公社で行ったり、また土木課で行ったり、建設部の中でも各課があってそれぞれで対応しているような実情でありますので、建設部の方としては、緑ということで一括して管理できるような形の体制を整えていきたいというふうに思っています。 ○議長(伊佐敏男君) 宇江城昌健君。 ◆21番(宇江城昌健君) 部長、今の御答弁、どうぞ皆さんと一括にできるかどうか御相談なさって、それで緑のパトロール、大変重要ですので。皆さん事務所に座っていても、街路樹の木がどうなっているかどうかわかりませんよね。道路パトロールと同じようにやってもらえば、どこどこの木が傷んでいる、はい、対策とろうというふうになりますので、ひとつよろしくお願いします。街路樹の管理ということもありますので、またたしか病害虫なんかがよくありますよね、野嵩一号、中原一号、向こうのホウオウボクが野嵩一区のところあるのですけれども、一昨年でしたか、アオドウガネという虫が蔓延して葉っぱが全部やられた経緯があるのです。そういう樹木の虫がついている。また、登又からいすの木通りに通るいすの木の木もあの木も本当に勢いがないのです。沖銀から前のきょうどうスーパーのそこまではとてもいい勢力でもう勢いもあるのですけれども、沖銀から登又へ向かってのいすの木が、いまいち勢いがない。これなぜかという、雨水の吸収率がこの面積では少ないのではないかと思います。夏の場合は、もうたった30センチの幅で長さが1メートルとかあるのですけれども、もう少しそこら辺の雨水を取り入れる、樹木が並んでいるところが全部コンクリ取って雨水が入るような、そこにまた低木を植えるとか、そういう研究もなさったらどうかなと思っています。そういうことで、ぜひ街路樹も力を入れてやってもらいたいと思います。 時間がないので、進めます。関連しますので、緑と美化も。都市緑化についてお伺いします。平成17年度沖縄都市緑化コンクールが、7月1日から7月30日まで開催されています。その沖縄緑化月間が行われ、都市を緑と花で包み、潤いのある生活環境づくりのモデルケースとして表彰しています。そのときに、沖縄総合事務局長賞とか、海洋博覧会記念公園管理財団理事長賞とかあったのですけれども、宜野湾市長賞もありましたね。そういうことで、我が宜野湾市にも街角、各家庭のきれいな庭もあるところあるのです、長堂さんとか。そういう検査して、市民に緑化に対する意識の高揚を図る意味からそういう褒賞制度がないか、表彰制度。つくらないか、お答えお願いいたします。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時30分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時31分) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) 今の御質問の趣旨とは若干違うかもしれませんけれども、街角美化コンクールということについて、教育委員会の関係するものとしまして、市の婦人連合会の方が1956年、昭和31年から街角美化に取り組んできております。当時は清掃美化というような形で取り組んでおりましたけれども、現在では美化コンクールという名称を変えて実施しております。これについては、緑と花で地域を包む運動を推進をし、地域の環境美化に努め、市民一人一人が美しい自然を愛する心を育て、緑豊かで明るく住みよい宜野湾市づくりを目指す目的として行われております。この婦人会の活動につきましては、中頭地区婦人会大会あるいは沖縄県婦人会の方でまた表彰をしていくというふうな取り組みを、市の婦人連合会の方としてはやっております。 ○議長(伊佐敏男君) 宇江城昌健君。 ◆21番(宇江城昌健君) 教育委員会から答弁でございました。どうぞそういうふうに市民が自分たちの庭をきれいにする、緑をふやすという意識を高めるために大変重要ではないかなと思っております。 学校美化コンクールというのを各小中学校を対象に学校の美化、プランターで花を飾って各学校きれいにやっているのですけれども、小中学校を対象にそういうコンクールはできないかどうか。 ○議長(伊佐敏男君) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) お答えいたします。学校におきましても現在美化コンクールが行われておりまして、これも市の学力向上対策の一環として環境整備に力を入れていこうということで、特に市P連の協力を仰ぎまして、毎年小中高を対象にやって、そして優秀賞とか最優秀賞とか賞を授与しながら、学校の環境美化整備に努めているところでございます。 ○議長(伊佐敏男君) 宇江城昌健君。 ◆21番(宇江城昌健君) 部長、今おっしゃるとおり、優秀賞とか、グランプリ賞とか、努力賞とか、そういうのやってもらえば、生徒さんも一生懸命やると思います。さらに、また学校も美しくなるのです。その競争させるということ自体が、いいことの競争ですので、ひとつやってもらいたいと思います。 先に進めます。緑による環境改善について質問します。緑の役割、まず緑は心を和ませる。緑を見るとリラックスした気分になる。生き物をはぐくむ、鳥類や昆虫などの生物のすみかなどとしてその命を支える。美観をつくる。整然と植えられた樹木が道路や建物と調和し、まとまりのある都市の景観が生まれる。騒音を減らす。葉や枝が音を反射したり吸収したりするため騒音が和らぎ、緑の中で騒音を聞くと、実際より静かに感じられるという心理的効果があります。大気を浄化し地球温暖化防止に役立つ。光合成作用により温室効果ガス二酸化炭素、二酸化窒素、二酸化硫黄など大気中の汚染物質を吸収し、大気を浄化します。樹木の直径30センチのクスノキがあるとします。1年間に吸収する二酸化炭素は、約640キロだと言われています。また、この木の浄化作用により、葉から水分が蒸発する作用によって、1日当たり蒸散量、普通の木、成木、発散する水分の蒸発量は、200ないし400リットル。1日分ふろ場の水分を蒸発していると、こう言われています。これは環境再生保全機構、大気浄化植樹マニュアルの試算からはじき出されている計算なわけです。そういうことで、木が果たす役割が本当にすばらしいものがあると思いますので、ひとつ緑をふやす意味からも頑張ってもらいたいと思います。 県主催による地球温暖化防止活動という推進センターの会議ありましたけれども、県民一人一人がみんなと協力し合いながら地球温暖化防止対策に取り組んでいくことが重要であるということを会議でなされております。私たちが今すぐできることは、日常生活にすぐに実践できる対策として、冷蔵庫のむだな開閉をやめる、近いところへは自転車や徒歩で行く。ごみの量を減らす、冷房の温度を下げる、28度に設定するというこの教訓ありましたけれども、皆さんどうでしょうか、毎日の夜に28度に冷房セットできますか。そして、冷蔵庫のむだな使用ということですけれども、実際私の経験からしますと、女房が台所で夕飯の仕度しますね。僕なんかビール飲みたい、何飲みたいと、また孫が帰ってきてしょっちゅうあけっ放しなのです。そういうことが余りできませんので、先ほど申し上げましたように一人一人緑をふやせば、まず宜野湾市民8万8,000人が人口います。1人1本を植える目標でやっていけば、緑が多くなって環境も浄化される。これを一々するより、どうでしょうか、平成7年ごろの桃原市長の時代に、ボランティアを動員して、皆さん当局が桜の苗木を何百本と準備して、ボランティア何百名出て、ハンタ道の向こうに桜の木を植栽した経緯があるのです。今大きくなってあるのですけれども、ああいうふうな体制、ボランティアを募って皆さんが苗木を準備して植えさせる。そういう植栽のような催し物はできないかどうか、お願い申し上げます。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時39分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時39分) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。宇江城議員の趣旨に沿っているかどうかちょっとわかりませんけれども、産業祭りの中で例のサンダンカの苗木配布をやってございまして、そういうことで市民経済部として緑の振興を図ってはございます。 ○議長(伊佐敏男君) 宇江城昌健君。 ◆21番(宇江城昌健君) 皆さん、産業祭り、苗木の無料配布、毎年やっているのですけれども、これは微々たるものと言えば失礼ですけれども、先ほども申し上げましたように、毎年各自治会の区民清掃がありますよね、区民清掃の場合、区から何百名と動員してやる、各班の草刈りとかやっているのですけれども。そのときに皆さんが苗木を準備して、今草刈り、動員していくのですけれども、草刈る場所が少ないです、みんなコンクリでやられて。それを、先ほど街路樹の枯損木とか枯れたのありますよね、スペースが残っているのです、何百本と。これこそ向こうのところに皆さんが苗木を、何でもいいですよ、一応準備して、区民清掃のときに動員かけて協力お願いしますということをやれば、区民は喜んで植えてもらえると思います。業者にさせなくてもそういうふうにできると思います。平成2年、平成3年に僕は一般質問のときに街路樹について申し上げましたところ、そういうのがありますというのでやったのですけれども、あれからもう16年になっているのです。あのときに苗木を植えておけば、16年には成木になって大きな木になっていたと思います。そういうことで、区民の清掃のときのボランティアでやってくださいというお願いすれば、区民もやってもらえると思います。どうですか、お願い申し上げます。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) お答えします。宇江城議員の御指摘のように、街路樹の場合も、枯れた木があった場合は枯れたままにして植えかえをしていなかったり、公園の方でも公園の木が枯れた場合はそのままの状態にして植えかえをしていないとか、成木の場合にはちょっと金がかかるものですから、できれば、御指摘のとおり幼木の植栽であれば、金銭的にはそんなにかかりませんので、そのような御指導を受けて、今後そのようなことができないか検討していきたいと思っております。 ○議長(伊佐敏男君) 宇江城昌健君。 ◆21番(宇江城昌健君) あと30秒しかないので、道路行政について、安全対策お願いします。メンズヤギの交差点の左折面の矢印を信号指示機をつけてもらいたい。     (終了のベルが鳴る) ◆21番(宇江城昌健君) では、終わります。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。メンズヤギ宜野湾店前交差点の信号機の件かと思うのですけれども、役所側から宮脇書店に右折する場合の矢印と、それから今度は中原-野嵩1号から国道に向かってくるときの左折の問題かと思うのですけれども、確かに信号の時差等がございまして、確かにこの交差点等での渋滞等が考えられるわけです。そういうこともございますので、調査もしながら、そこら辺は宜野湾警察署の方に要請するなりやっていきたいと考えてございます。 ○議長(伊佐敏男君) 以上で21番 宇江城昌健君の質問を終わります。 ○議長(伊佐敏男君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前10時44分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時56分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。9番 比嘉正樹君の質問を許します。比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 皆様、おはようございます。清新会の比嘉正樹でございます。ことしも師走を迎えました。この1年を振り返りますと、国内外でさまざまな問題が起こったように思います。海外では、アメリカでのハリケーン被害、そしてイギリスでのバス爆破テロ、先進国であのような被害になるとは予想もできませんでした。国内では、大手テレビ局の株買い占め、小学生児童をねらった幼女殺人事件、そして今国会でも問題になっておりますマンション耐震強度偽装問題、県内におきましては米軍基地問題が全国的な注目を集めました。ことしを象徴する漢字一文字に、「愛」が選ばれました。今社会的に、自分だけよければ他人はどうなってもいいという風潮になっているような気がしてなりません。これからの時代には、他人への思いやり、愛情が必要ではないでしょうか。私もそのことを肝に銘じまして今後行動していきたいと思っております。 それでは、議長に通告してあります一般質問を始めさせていただきたいと思います。まず、19区地域の浸水対策について。19区の富川さんというお宅の前が台風や大雨時に増水しまして、大変な被害を受けております。これまで車を何台か処分していると伺っております。この地域、対策はどのようになっているかお聞きしまして、あとは自席にて質問をさせていただきます。 よろしくお願いいたします。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) 比嘉正樹議員の御質問にお答えします。ことしの6月の梅雨期の大雨の場合も浸水したということで現場見ましたけれども、確かにくぼ地になっていて駐車場があるのですけれども、駐車場の方に水が入るような状況になっていて、我々の方もその地域については雨水対策が必要だというふうに考えておりまして、14年度から調査は行っているのですけれども、水路敷そのものが個人用地になっているということと、もう一つ、そのそばに里道があるのですけれども、その里道の問題等があって、調査したものの、工事そのもの、設計書等をまとめきれなくて、現在まだ検討中という状況になっています。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 検討中ということなのですけれども、車何台も浸水によって処分して大変な被害を受けているということなのです。それで、平成14年から調査入れて、今17年ですから3年経過しているのですけれども、まだ調整中という答弁なのですけれども、もう少し具体的に対策を今後打たれる予定はあるのかを伺いたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時01分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(休憩時刻 午前11時01分) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) お答えします。おおよその工法については大体検討はしているのですけれども、ただ買収面積が5筆あるということと、また物件補償等も3件あるということで、地権者などの合意等も必要になっておりますけれども、可能であれば、18年度中にはそれらの合意形成を図りながら工法についても確定して、19年度あたりから、大変ぶしつけなのですけれども、施工をするような形で現在考えております。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 19年度から工事を予定していきたいという答弁でしたけれども、そこで神山地域というところなのですが、この排水が流れていくところは、普天間飛行場なのです。普天間飛行場のガマになっています。それで、何十年もそこに住んでいる方が独自に感じた部分もありますし、調査した感じでは、何か普天間飛行場のガマが何かによって詰まっていると。詰まっている影響で排水がうまくいかないということを、何十年もそこに住んでいる方が、経験と自分の調査でそういうことをおっしゃっているのですが、その普天間飛行場のガマ、そこに排水が流れていくガマには問題はないのかどうか。その辺建設部ではどのように把握されていますか。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) お答えします。比嘉正樹議員の御指摘のとおり、排水はそのガマの方に入っていますけれども、確かに今言われたようなことが、ガマが詰まっているのではないかという話があったのですけれども、何しろ普天間飛行場、米軍基地内にあるものですから、それらの調査が行えないような状況になっておりまして、その辺を調査しないまま現在もそのような形で排水路がガマの方に向かっているというような状況にあります。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 基地内ですからさまざまな問題が生じてくると思うのですけれども、このガマの調査は、施設局との調整とかそういったことが必要になると思いますけれども、可能ですかどうかお答えください。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時04分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時05分) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) お答えします。この事案ではないのですけれども、別の下水の事案でその申し入れを行ったのですけれども、そのときは拒否されております。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) ガマの問題が主だとしたら、我々が財源を使って工事をしたとしても、そこの問題が解決しないとまた同じ問題が起こるのではないかというそういう懸念もあるわけです。ここを調査することはそんなに難しいことなのでしょうか。どういった理由で生活排水が流れていくガマを調査できないのか、その具体的な理由というのはどういったことが考えられますか。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) 雨水排水の別の件でもお願いしたのですけれども、ちょっと難しいということで、理由ははっきりしなかったのですけれども、調査は認めてくれなかったというふうなことがあります。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 大変厳しい問題だなと、今の答弁で感じました。私も台風時にそこを実際見たのですけれども、幾つかガマに流しているのです、ガマに流れるように排水をしている。それで、そこの1カ所だけフェンス側の芝生のところにいっぱい水がたまっているのです。だから、向こうの排水が問題があるというふうに感じているのですけれども、今の答弁だと、調査が拒否されたということなので、今後施設局ともう一度調整をしていただいて努力していただきたいのですが、もう一度答弁をお願いいたします。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時08分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時08分) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) お答えします。そのような排水の状況になっていますので、再度調査を申し入れを行っていきたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 部長、今の答弁にありますように、いま一度施設局との調整をして、そのガマが異常がないのかどうかを早急に確認していただきたいと思います。 次の質問に移ります。幼稚園就園奨励費補助金について質問したいと思います。9月にも各議員から質問がありましたこの幼稚園就園奨励費補助金について、その後どのようになっているのかを伺いたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) お答えいたします。この幼稚園就園奨励費補助金についてですけれども、教育委員会といたしましては、財政当局と調整をしながら、3歳児、4歳児まで拡大したいということで調整中という状況であります。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 去年もこの問題委員会で扱いまして、教育委員会としては同じような答弁だったと思います。問題は財政当局、今年度は不採択にしましたが、次年度に向けてほとんどの市が行っている事業なのです。これを本市が3歳児、4歳児まで拡大していくことは、財政担当としては可能かどうかお答えください。 ○議長(伊佐敏男君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清栄君) 御説明を申し上げます。この幼稚園就園奨励費補助金の件でございますが、4歳児、3歳児への拡大ということでございますが、財政負担が伴うということもございます。現段階では18年度の財源が見えてこないという状況ですので、はっきり申し上げることはできないのですが、担当部署の方から実施計画上がりましたら、その段階で十分議論をしながら検討させていただきたいというふうに考えています。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 財源がないから、見えてこないから検討中というのは、大変残念だなという気がしているのです。今子供たちのさまざまな問題考えますと、幼稚園教育も今非常に注目されているわけです。三つ子の魂百まで、3歳ぐらいの年齢の性質というかそういったものは100歳まで続くという言葉がございます。この幼稚園教育は、本当に今の社会的に見ても力を入れなければいけない分野だと思っています。教育を財政と絡めるのは余り好ましくないと本員は思っていますけれども、もうちょっと踏み込んでやっていくことはできないのかどうか、答弁もう一度お願いいたします。 ○議長(伊佐敏男君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清栄君) 御説明を申し上げます。先ほど議員さんの方からも御指摘があったのですが、確かに県内では10市中8市が3歳から5歳児までを対象にしているというようなことも聞いております。あわせて議会の方でも陳情案件が採択をされているということもございますので、その辺の状況等も勘案をしながら検討させていただきたいと思っております。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) よろしくお願いします。 最後に、この質問に関して市長にお伺いしたいのですけれども、9月の議員の質問に対しては、財源的な厳しさがどうしてもあるのだという答弁だったと思いますが、今の段階でどのようなお気持ちがあるのか。宜野湾市だけです。資料を見ても、ほとんどの市が導入しているにもかかわらず、宜野湾市だけが5歳児に限定されている。こういった状況は、市長としてはどう今お考えになっているのか、答弁をお願いいたします。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時14分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時17分) 市長。 ◎市長(伊波洋一君) 比嘉正樹議員の質問にお答えいたします。今御指摘の私立幼稚園就園奨励費補助金の取り組みについてでございますが、市としましては、5歳児に対して今国基準の補助をしているわけであります。それに対してほかの市町村では3歳児からやっているという御指摘については、承知をしております。ただ、額についてはそれぞれ市町村によって差異がございます。いろんな観点があると思いますが、本市の場合は公立幼稚園においては2年保育をしていないわけでありまして、その意味で5歳児は本市としても市として幼稚園教育をしているという中で、2年保育をする時点において、やはりその部分を代替する私立保育園に対して検討する課題になるかなというふうには理解をしております。ただ同時に、御承知のように公民館幼稚園あるいは保育所、それぞれの認可保育所などでも年長児の5歳保育等を含めてやっているわけでございまして、全体の調和の中でやはり財源との調整をしていかなければならないと、こういうふうに考えております。ですから、本市の幼稚園、公立の幼稚園においてこれから2年保育が定数的にいろいろ始まっていく、施行されていこうと思うわけでございますが、我々もそれを考えている。教育委員会から打診がございますので、そういう時点でこの私立幼稚園就園奨励費補助金については、やはり検討していく課題というふうには受けとめております。ただ、財政との関係ございますので、その時点でどのような形で市として該当の幼児に対して補助金を出せるかということはまだ検討する必要があろうかと、こういうふうに考えているところでございます。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 前向きに取り組んでいただきたいなと思っております。本当に資料を見ましても、県内の8市が3歳児から対象年齢にしています。石垣市でも、3歳児は対象外なのですが、4歳児、5歳児ということになっておりますので、本市だけ5歳児というのはちょっと違和感がありますし、今後の教育を考えたらぜひとも導入が必要ではないかと思っていますので、検討の方強くお願いしたいと思います。 次の質問に行きたいと思います。「市報ぎのわん」及びホームページへの広告掲載について質問いたします。他の自治体が財源確保、また企業の育成として市報及びホームページに広告掲載を開始しておりますけれども、本市においてはどのように考えておられるのか。以前私も一般質問で取り上げさせていただきました。那覇の広報紙と浦添の広報紙を市長と総務部長の方に置かせてもらいましたけれども、このように裏の面にはペットの葬儀会社の広告、そして1枚開きますと、マンション販売とか、これは那覇市の地域雇用促進協議会、こういった広告が随所にあります。那覇市は、広告代理店を通しまして財源として那覇市に入ってくるわけですけれども、この一番大きいページで月10万円、月1回の発行ですから、1回10万円の料金をいただいているそうです。10万円ですから、この面だけで12掛けると120万円になるわけです。広告会社が半分取ったとしても、60万円は市の財源に活用されると。やはり財源確保の面から以前質問したのですけれども、また那覇市のホームページなどにもこのように右隅に広告が掲載されております。経済活性化の意味でも、民間企業としてはこれを利用する価値はあると思っています。宜野湾市も導入した方が私はいいのではないかという気がしていますけれども、その後どのように検討されているか、伺いたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清栄君) 「市報ぎのわん」への広告掲載について御説明を申し上げます。御提言の市報への広告掲載につきましては、おっしゃるとおり財源確保の意味からも大変有効な手段ではないかというぐあいに考えております。ただ、実施する場合に、まず限られた紙面ということもございまして、そのスペースの確保をどうするのか。例えば掲載依頼が結構ございます。その辺はまたページ数をふやしていくのか、その辺の課題もございます。それから、広告掲載基準、基準をどういうぐあいに設けるのか。当然他市の状況等も参考にさせていただくということにはなるのですけれども、その辺とそれから業者選定等の問題等々もございますので、あとしばらく検討をさせていただきたい。 ただ、浦添市さんの方はたしか352万円、平成17年6月から実施をされているということは聞いております。1枠4万円掛ける8枠、たしかこのページの半分で4万円だということは聞いております。その辺から考えますと、確かに財源確保の上では非常に有効な手段ではないかというぐあいには考えております。ただ、あとしばらく検討はさせていただきたいと、このように考えています。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) ぜひ検討していただきたいと思います。宜野湾市の市報は全戸配布になりまして、大変広告の効果もあると思っています。新聞でも2社主な県内新聞社ありますけれども、全員が加入していませんし、全世帯に配られることはありません。市報だけは全戸配布という市長の方針で大変すばらしい制度になっていますから、広告を入れて、そして財源確保、また市内、県内の企業が繁盛するように、そのことが望まれると思うので、ぜひとも検討していただきたい。紙面のことはプロではないのでわかりませんけれども、レイアウトのプロというのはその辺計算できると思いますので、その辺よろしくお願いいたしたいと思います。 次の質問に移ります。市立グラウンド整備についてですけれども、何度か整備について質問していますけれども、フィールド部分の高跳びの走路とやり投げの走路が、まだ全天候型になっていない。それで、土になった状態なのです。5年後に高校総体を控えている中で、競技力を向上させなければいけないという趣旨からも、早目の整備が必要だと本員は思っておりますけれども、現状ではどのようになっているかを伺いたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) お答えいたします。確かにフィールドの走り高跳びの方とやり投げの走路部分が土のまま、いわゆる全天候型への改修はしてございません。これにつきましては、平成16年9月の一般質問でもお答えしましたけれども、走路部分あるいはその他フィールドの芝生部分については整備は完了してございますけれども、おっしゃるようにウレタン舗装をしていないために、若干不便をかこっているかもしれませんけれども、我々社会体育課の方あるいは施設管理公社とも、土の状態ではあるけれども、大会あるいは練習に支障がないように、施設管理の面については常日ごろから心がけている状態でございます。これにつきましては、ウレタン舗装のお願いもありますけれども、財政厳しい折、もうしばらくお待ち願いたいというふうに考えております。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 何回も質問しておりますので、ぜひとも進めていただきたいと思います。 あと1点。9月に行われた市の陸上競技大会で、バックスタンド側に各自治体がほとんどテントを張るのですけれども、トイレが正面スタンド側の下にしかなくて、陸上競技場の性質からして真ん中を突っ切っていけないので、やはり遠回りになってしまうのです。その辺トイレの設置の要望がありますけれども、トイレの設置に関しては可能かどうかをお答えください。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) お答えいたします。確かに入り口の方の正面の側にはトイレがございまして、逆の方、バックスタンド側、南側といいますか、のスタンドにはトイレは現在のところございません。これについては、通常の練習等では別に支障はございません。今まで市立グラウンドを利用された方からも、強い要望はございませんでした。さきの支部対抗陸上競技大会において、何とか向こうの方にもトイレの設置はできないかという要望があったと聞いております。現在財政厳しい状況の中で、そこら辺の利用頻度の問題、あるいはトイレを設置した場合にきちんと管理をしていかなければならないというようなことを考えますと、我々の方としては、できるだけ隣地にあります児童公園のトイレをしばらく考えながら、今後の動向を見ながら、この件については検討をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 財政的にも厳しいということなので、何かアイデア、児童公園を利用するとか、大会当日だけ仮設トイレの設置などをすれば、それほど財源的には必要はなくなるのではないかと思いますので、どうぞその辺のことを対処していただきたいと思います。 次に行きたいと思います。本市へのモノレール延伸について質問したいと思いますけれども、県の方では、今年度、来年度、延伸について調査をしていると思っておりますけれども、宜野湾市としてはこの延伸についてどういうお考えを持っているのか。都市マスタープランにも延伸のことも書かれておりますし、この延伸について当局のお考えをお聞かせください。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) お答えします。今県は平成15年から17年、ことしまでモノレールの整備効果などの調査を行っております。また次年度からは、沖縄都市モノレール延長の検討調査ということで、事業費ベースで4,500万円ほどの予算の要求を行っていると聞いております。確かに我々の都市計画マスタープランの中でも、宜野湾市へのモノレール導入については触れておりますけれども、現在沖縄県がモノレール延伸に関する需要予測調査とか、概略等などの調査を要求している段階でありますので、これらの調査の進捗状況を踏まえながら検討していきたいというふうに思っています。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 我々議員諸公も何回か勉強会を持ちまして、そして実際にモノレールに乗車しまして、各駅を調査してまいりました。そして、沖縄都市モノレールの本社にも参りまして、社長との意見交換もしてまいりました。そういった中で、やはりモノレールはすばらしい乗り物だなという感じがしました。最初は経営が心配されたのですけれども、順調に推移しておりまして、今は大変利用客がふえているようであります。また、環境面からも考えまして、自動車の交通量が減ることによって、排気ガスとかそういった環境汚染が大分改善されているようです。そういった部分を考えると、モノレール延伸をせめて宜野湾市、中部までは必要ではないかという感じはしております。ただ、部長が言っていたように、県の調査並びに国交省の認可もあると思いますので、大変難しいこととは思いますけれども、普天間飛行場の跡地利用の調査でもモノレール延伸の要望があるようですけれども、今後県また国に積極的に宜野湾市までの延伸を要望していく、要請していくお考えはありますかどうか、答弁ください。 ○議長(伊佐敏男君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(比嘉博君) お答えいたします。今現在普天間飛行場の跡地利用につきましては、本年度末の基本方針策定に向けて今準備中でございます。そこで、基本方針案というものが、県と市の方で策定をしておりまして、今現在パブリックコメント等でまた県民からの意向を聞いている段階でございますが、それの基本方針案の中の、これは議員諸公の皆さんにも事前にお配りをしてございますが、そこの9ページの方にございますが、今後の取り組みに関する方針、その中の広域的な都市基盤整備に関する計画づくりといったところに、公共交通体系の整備について、沖縄県と宜野湾市を中心にモノレールの延伸等々について検討するというふうなことの意味合いが入ってございます。これは具体的な計画づくりの中に反映させていくという文言でございまして、この中身につきましては国の各省庁のそれぞれの担当部署とも調整の上この文言が入ってきてございますので、モノレールの延伸についても普天間飛行場の跡地利用のこれからの具体的な計画の中で具体的に検討していくというふうなことで御理解いただければと思います。そういうことで、モノレールの延伸についても全く検討されていないということではなくて、それぞれそういう検討状況の中に今あるということで御理解をください。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 部長の答弁にありましたように、議員諸公にも配付されております普天間飛行場跡地利用基本方針案というのが、11月作成のものが届いております。今おっしゃったように9ページに、モノレールの延伸ということを文言として入っております。これは大変すばらしいなと思っております。モノレールのよさというのは、軌道系交通で財源は大変かかるのですけれども、路面電車とかは安いのですけれども、交通事故の心配があるのです。モノレールではほとんど交通事故の心配がないのです、上を通りますから。それで、今路面を走るとそういった問題が出てくる。そして、乗り物が静かなのです。夜中走っても問題がないぐらいの大変静かな乗物なのです。そういった意味で、私は軌道系交通の中では、モノレールが一番宜野湾市にはふさわしいのではないかなという気がいたしております。ただ、デメリットとしては、先ほど言ったように事業費が莫大にかかる。また、上を通るものですから、そばに住んでいる方の日照権とか、そういった景観を損なうという問題は出てくるとは思いますけれども、このモノレール延伸は普天間飛行場の跡地利用には非常に有効な手段になってくると思うので、市としても国、県に対して強い取り組み方をお願いしたいと思います。 次の質問に移りたいと思います。米軍再編における中間報告について質問をさせていただきます。きのう桃原議員の質問にお答えになっておりましたので、ある程度は理解いたしておりますけれども、もう一度この中間報告について市長の見解を伺いたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(比嘉博君) お答えをいたします。今議員からございましたように、中間報告、これが10月の末に示されまして、本市といたしましては、この間普天間飛行場のやはりアクションプログラムに基づいて住宅地上空での飛行訓練のまず危険性、それから騒音被害のそういう激化をしているという状況をまず訴えてきてございます。その中でSACO合意に基づくやはり十数年後の辺野古海上への移設返還ではない、基本的に米軍再編の中での海外分散による2008年までの返還を求めてきてございます。今回の中間報告の内容につきましては、議員も御承知のように、普天間飛行場の移設先につきまして、名護市、辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部への代替施設を建設するというふうなことが合意されておりまして、これにつきましては防衛施設庁長官あるいは防衛庁長官、外務大臣にお会いをしたときに、市長の方からも、これではやはり過去のSACOの二の舞になりかねないと、そういう普天間飛行場の県内移設がまたしても決定をされたということにつきまして、懸念あるいはまた到底容認はできないというふうなことを申し上げてございます。もう一方今回の中間報告の中では示されていない、この間の普天間飛行場の危険性の除去についてどうなっているかということについて市長の方からもそれぞれの大臣に御質問して、その中では来年3月までの最終報告の中で、危険性の除去についての具体的なことも含めて出していただきたいというふうなことを申し上げしてございます。 それからもう一つ、今回の中間報告の中で市長の方からも強く申し上げておるのは、米軍がそもそも原則的な事項ということで基地配置の条件というのが、これは国から示された資料の中にもございますが、この中に、米軍は望まれ、歓迎され、あるいは必要とされる場所に配置するというふうなことの考え方が条件として資料の中にございます。これにも今回の中間報告案はどうもほごにされているというふうなこと、それからもう一つ大きいのは、今回の中間報告そのものが関係自治体との事前協議が全くなかった。これは名護市あるいは那覇市それぞれの議会の中でも決議の中で出てきておりますように、基本的には今回の合意が頭ごなしに行われたというふうなことも含めて、市長の方からはそれぞれの大臣の方にその旨を伝えて、これではどうも県民の理解は得られないのではないかというふうなことを申し上げてございます。以上です。
    ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) きのうも聞いていますので、大変理解いたしました。最近のアメリカ側の論調では、中間報告ではなくて最終報告なのだということでお話をされる方がいます。私も本当に県外ならベストだなと思っていたのですけれども、また県内に移設先を絞ってしまったということに大変残念には思っているのですけれども、3月にもうこれが最終報告だということでアメリカ側も何人かの方が言っているわけですけれども、今後市としての対応は、3月の最終決定までどのような行動を、対応を行っていくのか、伺いたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(比嘉博君) お答えいたします。昨日もちょっと対応について少し御説明をいたしましたが、今回普天間飛行場の移設につきましては、ただいま比嘉議員からありましたように、県民世論調査によりましても、県内移設、いわゆる今回の沿岸部の埋め立て案につきましては、反対の結果が出ている。そういう中で、県市長会の中で具体的にアクションを起こそうというふうな動きがございまして、その中で具体的に担当課長が集まりまして今検討してございますが、市長会としても今回の中間報告、いわゆる中間報告の中身に対して何らかの意思表示をしようというふうなことを今検討してございます。これは恐らく年明け早々には、そういう具体的なアクションが起こるものというふうに思っています。これはまた市長の方から具体的に市長会に出て本市の思いも伝えながら、それぞれの行動としての具体的な提案をしていきたいなというふうに思っています。 それから、もう一つ一方、本市としての独自の取り組みの中では、やはり我々としては来年3月のいわゆる最終報告と言われるものの中でどの程度言及されるのかまだ定かでございませんが、その中でも先ほど来申し上げましたように、普天間飛行場の危険性については、実は昨日もまた大型輸送機が、ギャラクシーが来ておりまして、そういう意味では普天間飛行場の運用については、昨年の事故以来、この4月以降、どうも運用としては配慮されていないなというふうな印象がございますので、この辺の危険性の除去については当面の大きな課題でございますので、これは基地対策協議会との議論も踏まえながら、さらに踏み込んだ行動プランを少し立てながら展開していきたいなというふうに思います。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) わかりました。そこで、この中間報告の中で、海兵隊の7,000人の削減についての報道もございましたし、発表がございました。きのうも市長が実際政府関係者にお聞きになったということなのですけれども、この海兵隊7,000人削減についてどういう評価をしていらっしゃるのかを伺いたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 市長。 ◎市長(伊波洋一君) 比嘉正樹議員の質問にお答えいたします。ただいま御質問のあります海兵隊7,000人の削減についてでございますが、これは中間報告の中に兵力削減という形で明記されております。第3海兵機動展開部隊の指令部をグアム及び他の場所に移転すると。そして、在沖海兵隊部隊は再編されて海兵機動展開旅団に縮小されると。この沖縄における再編は、7,000名の海兵将校及び兵員並びにその家族の沖縄外への移転を含む。こういうふうに明示されておりまして、施設庁長官からは7,000名は兵員の数であると、こういうふうになっています。このことについてでございますが、これらの要因の中には、海兵航空団役務支援群及び第3海兵師団の一部を含むということでありますから、当然のこととして普天間飛行場の指令部も含めて行くわけでございます。私の方は、この7,000名の削減というのは、基本的に第3海兵師団の拠点が沖縄からグアムへ移ると、こういうふうに理解をしております。その上で、なぜ実践部隊だけを残していくのか、迷惑を残して本隊が移っていくというのが今回の中間報告だろうと、このように思いますが、やはりこういう小さい島にこの実践部隊を残すこと自体がおかしいということで、国に対しては同時にこれらの海兵隊の実践部隊も含めて移すべきであると、こういうことを強く申し上げているわけでございます。7,000名を削減することについてはぜひ実施をさせていく、このことが大変重要であると、このように考えておりまして、当然そのことは実施をさせ、そして沖縄から海兵隊の撤退のスタートにさせていくということは大事なことであろうかと、このように考えております。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 市長の考えは大変わかりました。7,000人をスタートにして今後は実践部隊を含めた撤退を要請していくということで、ある程度この海兵隊の7,000人削減に関しては評価をしているということだと思います。 そこで、沖縄は3Kといいまして、公共事業、観光、そして基地に波及する経済ということで、3Kということで沖縄の経済の中心だと言われていますけれども、この削減7,000人の大量な兵隊、それ以外に家族の方々を含めると大変な削減になると思っていますけれども、この再編によって問題は、基地従業員の雇用の問題が出てくると思います。この基地従業員、報道によりますと、5,000人の基地従業員、今8,000人いると思いますけれども、普天間飛行場にも200人ぐらい基地従業員が働いていると聞いていますけれども、この基地従業員に対して行政としてはどういった対策を打っていくのか。この辺も重要になってくると思いますけれども、対策の方はどのようにしていくのか、伺いたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(比嘉博君) お答えをいたします。この基地従業員の対策につきましては、当然国もあるいは県も含めて大きな課題であろうというふうに思います。そこで、普天間飛行場のやはり返還を見通して、平成13年に第6回の跡地対策準備協議会というのがございましたが、その中で普天間飛行場の跡地に関しまして、9分野106項目の課題の整理とそれぞれの課題ごとの取り組み方針というのが定められております。その中に一つの項目がございまして、駐留軍従業員の雇用関係として、移設先または既存施設の配置転換により雇用の継続を基本として対応し、雇用の安定的確保に向けて、知識、技能の習得のための職業訓練対策の強化を図ることとするというふうな方針がまず示されてございます。この方針につきましては、国、県あるいは関係市入っての一つの協議のいわゆる合意事項でございますので、その方針に基づいて今後の返還跡地についても当然十分生かされていくというふうなことで本市としては理解をしてございます。 それからもう一方、今回この中間報告が出た際、山崎沖縄振興委員長の御発言がございます。その中に跡地対策と同様に雇用対策は必要になるというふうなことを述べて、いわゆる救済措置としての特別立法の可能性についても言及しておられます。そういうふうな動きもまたある中で、もう一方今現在県議会において、いわゆる一般質問がございましたが、その中で県の観光商工部長の答弁がございましたが、この中でやはり今回の7,000名あるいは家族の削減につきましては、基地従業員についてのやはり懸念が示されていることから、こういうふうに答弁してございます。雇用主の責務として配置転換等の内部努力を行うことが重要であり、再就職のための職業訓練等も必要なことから、県として駐留軍従業員の雇用の確保に十分な対応が図られるよう国に要請を行うというふうな答弁がされております。これにつきましては、本市といたしましても、県と共同歩調をとりながら対策については十分に対応していきたいというふうに考えます。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 県と協力をして、基地従業員の雇用の問題も早急に取り組んでいただきたいと思います。 最後に、私も書籍等などを調べまして、さまざまな米軍再編について勉強を行ったつもりなのですけれども、やはり今アメリカ側が考えているのは、東アジアの緊張がありまして、沖縄に基地を置きたい。そして、中東の民主化をするために中東に必要だと。それで、ヨーロッパの方は、ソ連が崩壊し東欧側が崩壊したので、そこには米軍の駐留の必要性がなくなったということで、今後は日米同盟の強化、そして東シナ海、台湾海峡、はっきり言って中国の問題があると言っております。そういった中で、毎年市長が訪米を重ねておりましたけれども、私が思うには、今後は中国にも訪問していただきたいという感じもしています。中国の軍事増強によってアメリカの緊張が、そして日本の緊張が強くなっているのではないかという気がしているのです。来年以降訪米されるか、そして私のこの意見に対して中国の要人と会って緊張緩和を訴えるという方策も私は必要ではないかという感じがしていますけれども、市長のお考えを最後にお聞きしたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 市長。 ◎市長(伊波洋一君) 比嘉正樹議員の質問にお答えいたします。やはり中国、今日米軍事同盟、日米の考え方としては、日米安保の一つの強化の中で中国の脅威ということがいろいろ議論されておりますけれども、これが脅威にならないように、やはり平和的な発展を、東アジアが平和的な発展をするということがこれはとても大事なことだろうと、このように思っております。その意味で、沖縄は歴史的にも中国と深い関係にあるわけでございまして、本市も厦門と友好都市を結んでことしで10周年となったわけでございます。毎年厦門に市の代表団が訪問をしております。その意味で、議員御指摘の中国と沖縄の関係をよくしていくということ、さらに日中の友好関係を深め連携を強めていくことが大変重要ではないかと、このように思います。その意味で、議員の御指摘のように、我々としてもぜひ中国との友好を深めてまいりたいと、このように思っております。 きょうの御質問でありますから、若干報告いたしますけれども、今度の11月の厦門との10周年の友好の会議の場で、厦門市長から沖縄の桜を厦門市に受け入れたいと、こういうお話がありまして、2007年に国際花博を厦門市が計画をしております。そこで、1,000本の桜をこのたび来年1月から2月にかけて、沖縄側から贈るということを今準備をしておるところでございます。その意味で、10年後、この厦門の、中国の中で沖縄の桜が本当に満開の花を咲かせていただきたいと、このように思っているところでございまして、私たちとしては沖縄と中国の関係をよくし、そして日本と中国の関係がよくなれば、沖縄が基地の島であり続ける必要がなくなるというふうに考えておりますので、今の御指摘も含めてしっかり受けとめて取り組んでまいりたいと、このように思っているところでございます。詳細については、これから明らかにさせていただきますけれども、そういうことで私たちが取り組んでいるということを御報告したいと、このように思っているところでございます。 ○議長(伊佐敏男君) 比嘉正樹君。 ◆9番(比嘉正樹君) 今後難しい問題が出てくると思いますけれども、ぜひとも頑張っていただきたいと思います。 一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(伊佐敏男君) 以上で9番 比嘉正樹君の質問を終わります。 これにて午前の会議を終わり、午後は2時から会議を開きます。その間休憩いたします。(休憩時刻 午前11時57分) △午後の会議 ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時00分) 午前に引き続き一般質問を行います。23番 上江洲安儀君の質問を許します。上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) 皆さん、こんにちは。特に第二小学校の6年生、大変ありがとうございます。まず、持ち時間は30分でありますので、皆さんには短いかもしれませんが、よろしくお願いします。 さて、議長から一般質問の許しがございましたので、市内各幼稚園、小中学校の施設整備充実強化について質問いたします。市内各幼稚園、小中学校の施設の充実強化についてはほとんどの議員も一般質問し、そして教育委員会や市当局の御尽力により環境整備がだんだん整備され、喜んでおります。 さて、ねたての会に所属している4名の議員、伊波廣助、大嶺清、比嘉憲康、私、去る7月6日、市内のほとんどの幼稚園、小中学校に出向き、施設整備の現状と施設関連に関する要望などお聞きしてまいりました。あらかじめ財政当局や教育委員会にお願いしたいことは、幼稚園や学校側から要望されたもろもろの事項に真剣に取り組んでいただきたい。今までに要望された事柄の未整備については、平成18年度の予算にぜひ反映させていただきたいと思います。 最初に、普天間幼稚園は平成17年度の要望書によると5項目で、教育委員会に提出済みとのことでございました。要望事項1、預かり幼児17人保育し、保育室の増築、2、寝具ケースの固定化、3、屋外用遊具収納倉庫の設置、そこでどう改善していただきましたか、教育部長の御答弁をお願いいたし、その後は自席から質問いたします。 よろしくお願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) お答えいたします。宜野湾市内の幼稚園8園、小学校8校、それから4中学校の施設維持補修、修繕等につきましては、10款教育費に組んであります公共施設維持修繕事業や学校営繕大工等の派遣等で学校側の要望に対応している状況でございます。毎年4月に入りますと、幼稚園、小中学校の施設関連要望書を、各園長、校長の方から教育委員会施設課の方に提出をしていただいております。5月には4月の要望書をとりまとめまして、施設課長、施設課の担当者を中心に、私、場合によっては教育長一緒に、幼稚園、学校訪問をし、校長、教頭より説明を受けて対策を講じております。幼稚園あるいは小中学校からは多くの要望がございまして、それを3,570万円の限られた財源の中で対策を講じております。我々の方としましては、児童生徒の危険度の除去、安全性の確保、授業等に支障のある施設の補修、あるいは各小中学校の校舎の老朽化等の状況も考えながら、事業の実施に努めているところでございます。 では、ただいま御質問のあった件について御説明申し上げます。まず、普天間幼稚園の施設整備等についての質問でございますが、預かり保育用の保育室の増築の要望についてでございます。預かり保育については、議員御案内のように、幼稚園終了後の幼稚園の預かりで保育を午後6時までするというような状況でございます。保育室については、午前の部の保育教室の方で賄うことができます。預かり保育室を別途つくるのが理想ではございますけれども、現状の厳しい財政状況の中では、幼稚園で使っている保育室を使うのがいいだろうということで、これについては別にそれほど大きな支障を来していないので、引き続き幼稚園の保育室で対応していただきたいということで考えております。 それから、寝具入れケースの固定化につきましては、もう既に対処済みでございます。 3点目の屋外遊具の収納倉庫の設置につきましては、現状の中では屋外用の遊具の収納庫があればよろしいのですけれども、現状のままでは現状の状況の中で工夫をしながら、その収納倉庫の設置については検討していただきたいということで園長の方には申し上げてございます。 ○議長(伊佐敏男君) 上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) 教育委員会の努力方、評価いたします。そして、今後もぜひ気を配っていただいて、要望が少なくなるよう努力方お願いいたします。 2番目に普天間第二幼稚園は、1点です。まず、幼稚園側駐車場の整備強化。駐車場の整備については、平成14年12月議会で私なりに取り上げました。数えて満3年で整備できない理由は何か。財政当局に予算要求したが認めてくれなかったのかどうか。それとも、平成17年度中に整備する予定か。教育部長の誠意ある御答弁を求めます。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) 普天間第二幼稚園の駐車場の件でございますけれども、この駐車場につきましては、従前でこぼこがありまして、水たまりがよくできていました。しかしながら、普天間第二小学校の35周年記念事業の一つとして、今当該駐車場につきましてはイシグーを入れて整備をしている状況で、おっしゃるのは、アスファルトを敷いて整備してほしいという要望かと思いますけれども、ただいまの我々の残予算の中では、整備について非常に難しいものがございます。したがいまして、平成18年度に向けて整備について検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(伊佐敏男君) 上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) 確かに財政は厳しいかもしれませんが、満3カ年にわたってその程度整備できないということはおかしい、納得いきません。イシグー入れたら、またそれがでこぼこになる。かえって予算をむだ遣いになりますよ。今後ぜひ18年度の予算に入れて整備してください。心からお願いします。 3、大山幼稚園の要望書の6点について伺います。吹き抜け手すりが幼児の身長と同じ高さで、落下の危険性がある。保育室、事務室の照明器具の取りかえ、全園舎ガラス戸の点検及び修理、ブランコや水道蛇口の修理、以上の要望書は軽微な予算で満足させる内容と考えます。どう対処したか、教育部長の御答弁求めます。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) お答えいたします。大山幼稚園の手すりの件でございますが、私も教育長も当該場所については視察を行っております。当該手すりについては、幼稚園の子供たちの頭の大きさぐらいまでありまして、これについては床から10センチぐらいのところに、下が見渡せるような桟を引いてございます。それに上がった場合について、子供がその手すりをつかまえて登ってしまったら危ないという副園長からの意見がございます。しかし、この手すりを上げた場合において、実は天井高とこの手すりとの間隔が短いものですから、余計圧迫感を子供たちに与えるのではないかなと。これについては十分幼稚園教諭の指導で対策を打てるのではないかなということで、そこら辺については園の方で工夫してもらいたいということで申し上げております。 それから、照明器具の取りかえ、それからガラスの点検、修理等については、もう既に対応済みでございます。それから、水道蛇口の修理についても対応してございます。ブランコ台座の木製からゴム製への切りかえということでありますけれども、これについてもゴム製に切りかえても同じようなことが考えられますので、問題はその遊具の使用方法にあると思います。したがいまして、幼稚園の先生方には、そこら辺はブランコであるとか、遊具を使う場合の使用方法等についてしっかり園児の指導をしてもらいたいということで、我々の方は指導をかけています。 ○議長(伊佐敏男君) 上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) 御苦労さんでした。4、大謝名幼稚園の要望書については、園舎の再建築中でありました。工事の完了後、悔いを残さない綿密な整備をいたし、誇れる園舎にしていただきたい。教育部長の御答弁を賜りたい。幼稚園については以上でございますが、ぜひよろしくお願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) 大謝名幼稚園につきましては、平成16年度に設計をかけまして、平成16年度に事業採択を受け、繰越明許の手続をとって工事をしているところでございます。これにつきましては、文科省の幼稚園整備指針を踏まえながら改築に当たっております。まず、自然や人、物と触れ合いの中で遊びを通した柔軟な指導が展開できる環境の整備、次に健康で安全に過ごせる豊かな施設環境の確保、さらに地域との連携や周辺環境との調和に配慮した施設の整備の三つの基本方針を踏まえて、幼稚園側と十分な打ち合わせをしながら、現在工事を続けているところでございます。 ○議長(伊佐敏男君) 上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) 私が質問したとおり、ぜひ悔いのない立派な園舎をお願いします。 小学校施設整備の充実強化についてお聞きいたします。1、普天間小学校の要望書は10項目です。このうち5項目は年度内に整備していただきたい。1、学校周辺は雨天あるいは雨天後も汚水に悩まされている。2、屋上水タンクが腐食し、その修繕または取りかえ。3、4年1組のコンプレッサーは去年から停止。4、雨漏りで蛍光灯が腐食し、ブレーカーが落ちる。5、玄関の安全ストッパーの設置などは早目に改善すべきです。以上5項目は少額の費用で整備できると考えます。教育部長の御答弁を求めます。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) 普天間小学校の雨天時における教室の雨漏り等の修繕についてでございますが、これにつきましては屋上の雨どい部分に落ち葉などが付着したために、その水漏れ等によって雨水がたまった状態になって、雨漏りが生じているものというふうな調査結果を踏まえて、雨どいの清掃を学校側にもお願いをしているところでございます。 それから、空調の屋上タンクの腐食についてでございますが、現在業者に修繕の発注済みでございます。 それから、空調コンプレッサーの不良の件なのですが、これについても修繕済んでございます。 それから、雨漏りで蛍光灯が腐食し、ブレーカーが落ちることということについてはなかなか原因がつかめなくて、現在原因の調査中でございます。 それから、自動玄関のドアの安全ストッパーの件ですが、これについてはドアクローザーを取りかえをして、閉まるスピードの調整をして対策をとっているところでございます。 ○議長(伊佐敏男君) 上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) 部長の御説明では、まだ完全ではないということでございますので、ぜひ引き続きこの要望にはおこたえくださいますようお願いいたします。 2、普天間第二小の要望書は4項目です。1年生の児童生徒は掲示物が多く、壁の板張り、2、ワークスペースの修繕、3、情操教育用飼育小屋の新設、4、職員室から各教室まで距離があり、内線電話の設置、以上各項目について教育部長の御答弁を賜りたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) 普天間第二小学校からの要望の4項目の一つでございますが、1年生の教室の壁を展示物が張れるようにしてほしいということについては、既に対応済みでございます。 それから、ワークスペースの壁紙の修繕につきましては、全面的な修繕となりますと、それ相応の予算がかかりますので、部分的に対応をしているところでございます。 飼育小屋につきましては、現在も飼育小屋ございまして、十分とは言えないかもしれませんけれども、ちゃんとした小屋がございますので、これについては今後の課題とさせていただきたいと思います。 それから、4番目の内線電話につきましては、何カ所かの学校からも要望ございますけれども、これにつきましては緊急を要するというより、内線電話の設置があれば、いろいろと連絡しやすいというようなこともございますけれども、通常の各連絡につきましては、事務室の電話等で連絡する対策整えておりますので、今のところしばらくは検討をしてみたいという段階でございます。 ○議長(伊佐敏男君) 上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) 確かに各小中学校からこのような施設をお願いされておりますけれども、まだまだ満足あるいはまた十分なる対策は立てることできないとの答弁でございます。ぜひ、徐々にでも結構ですから、不備がないようよろしくお願いしたい。事件いろいろあるわけです、お聞きのとおり。ですから、何でも前もって対策を立てることが児童生徒の安全を守りますので、よろしくお願いします。 3、大山小分離新設校の建築は現在困難視され、教職員の耐えがたい心情や、児童生徒は大変気の毒でございます。現市長の任期中に地域との協議を重ね、場所の選定にぜひ努力していただきたい。さて、要望書は18項目です。莫大な予算が必要ですが、可能な限り要望にこたえてください。もろもろの要望に対して、教育委員会や財政当局はどう対処したか、関係部長の御答弁を賜りたい。そして、次年度の計画などもあわせてお願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) 各園、各小中学校の要望につきましては、各校長さん、教頭さんの方で、中にはPTAの皆さん方と協力できるもの、あるいは中には学校の先生方とともに解決できるもの等々ございまして、この要望自体がすべて小中学校におけるすべて必要なものということではございませんので、そこら辺の方は御理解願いたいと思います。 まず、大山小学校からの要望のうち学級増に伴うくつ箱の増設と、農具小屋の白アリ駆除等補強工事につきましては、既に対応済みでございます。 それから、家庭科教室を普通教室の改造については今議会に補正予算をお願いしておりまして、来年4月1日からは、家庭科教室を改修しまして普通教室二つを確保する予定にしております。かわりのプレハブによる家庭科教室については、現在予算を執行中でございます。 それから、冷房設備の取りかえを含む改修につきましては、現在クーリングタワーの分解修理を行っているところでございます。それ以外についてはまだ未対応のものがございますけれども、これからの予算の執行状況を見ながら対応したいと思います。 次年度の計画でございますが、これにつきましてはただいま財政当局と予算の調整をしているところで、先ほど申し上げましたように予算の総額がいただければ、それに対応して4月に各園の園長、小中学校の校長さんから要望をいただきまして、先ほど言った基準で、大山小学校はもちろん各小中学校の修繕、補修関係に対応してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(伊佐敏男君) 上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) 部長の御答弁では、現在3,570万円の予算しかないと。次年度、もし財政当局がふやしてくれるのだったらスムーズな事業ができると、こういうふうなニュアンスを受けたわけです。財政当局にお願いします。この程度でずっと来年度も持っていくつもりですか、それとも増額してあげる。教育委員会から要望があればそういう検討もしていただけますか、御答弁お願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清栄君) 御説明を申し上げます。ただいま教育部長の方からいろいろ御説明を申し上げたところなのですが、現在公共施設の維持修繕事業として教育委員会分として枠配をしている、先ほど金額については説明があったかと思いますけれども。ただ、担当部署の方から、教育委員会の方からいろいろ施設整備について実施計画等々が上がってくれば、その段階で財政当局で検討もしていきたいと思っております。 ただ、教育委員会内ではその枠配された部分の中で、その執行については教育委員会の内部の方で優先順位も含めていろいろ調整をして適切に対応しているものと、財政当局としてはそう思っております。ただ、次年度予算編成の段階でその辺も含めて担当部長の方から要求があれば、検討はしていきたいと思っております。 ○議長(伊佐敏男君) 上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) 企画部長から、2回とも大変前向きな御答弁をいただきました。ぜひ教育委員会も要求すべきは要求し、そしてまた立派な整備をしていただきたいと思います。 4、大謝名小要望書は10項目です。同校舎の建築は平成13年11月完成し、4年しか経過していません。要望書を検討した結果、建築当初から不備な状態であったと考えます。その理由は、水道蛇口の使用の不便、女子職員用トイレの悪臭、2階6年クラス隣の夜間に侵入の事実、監視カメラの設置などです。以上の10項目にどう対処したか、教育部長の御答弁を求めます。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) 大謝名小学校の改築についての御批判もあることはあるのですが、我々の方としては、あれだけの施設整備、あれだけの諸機能を学校側と施設課あるいは業者の皆さん方と協力しながら、それなりの評価のある学校をつくったというふうに考えております。ただいま質問のある水道の蛇口については、これは水を飲むというよりは手洗いをするという目的でつくってございます。これについては建設計画の際に学校側とも協議を重ねて、衛生面や節水などを考慮して教室内の三つの水洗については、手洗いに便利なようにセンサーつきの自動水洗の形式となっておりまして、したがって蛇口を上に向けて水を飲むという機能にはなってございません、あくまでも手洗い用ということで。ただ、子供たちは教室を駆け回ったりして飲み水の欲しいということで、これについてはもう建設段階では十分な予測ができなかったものと。しかしながら、手洗い用についてはベストな状態で我々の方としては設置をしているというふうに理解しております。 それから、女子職員用のトイレの排水管の悪臭の件ですけれども、実はこれにつきましても排水メザラのトラップ部分に糸くず等のごみが付着して、その部分から悪臭が漏れているということで、これについても十分管理をすれば悪臭は消えるものと我々は考えております。 それから、6年生教室隣の空調機械室の2階部分にですけれども、これについては学校のつくりが悪いということではなくて、どの学校でもそうなのですが、学校に夜間いろいろな部署に入り込んで遊んでいるというのですか、とにかくそういう事件については多々ございます。これを解決しようということであれば、普通の状態では入れません。よじ登ってしか入れないというような状況をこれを対策とるという話になってきますと、ばら線をやるということです。そうすると、景観上の問題もありますし、これについてはもう警備上の問題として警備員を強化をして、そこら辺についてもし不審者等の夜間侵入があれば、警察の方に連絡をして対策をとるというふうなことでの対応の方が好ましいのではないかなということで、この件については大謝名小学校だけではございません。かつては志真志小学校の方でもありましたし、あるいは去年は長田小学校の方でもありました。これは各小中学校とも悩みの種でございます。しかしながら、余り厳重にしてしまいますと、環境の問題、あるいは場合によっては何らか注意したために急いでそこのところで足をひっかけてけがしたら困りますので、そこら辺については警備上の問題として十分警備員と協力しながらやっていきたいというふうに考えております。 それから、不審者対応のための監視カメラの設置についても要望ございますけれども、これについては大謝名小学校は建築段階で防犯ブザーを各教室の方に設置をしておりまして、監視カメラというよりは、教室内の防犯対策については防犯ブザーで対応しているという状況にございます。それから、もろもろ要望はありますけれども、大謝名小学校につきましては改築まだのところでありますので、それ以外については緊急を要しないものについてはいろいろありますけれども、まだ全部の要望にはこたえておりません。 ○議長(伊佐敏男君) 上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) 次に進みます。5、嘉数小の要望書は15項目です。同小学校は平成19年度建築設計予定、平成20年度から21年度に工事完了の予定、向こう3年余り現在のような不便さを与える教職員や児童生徒は、その実現に大きな期待をしていると思います。思うに、教育長や市長は再度県や国に強力に要請し、事業の早期実現に取り組んでいただきたい。振り返ると、私は普天間中学校にかかわった時代もありました。全校舎の建てかえについて当時の宮里敏行教育長は、計画より1年も事業を短縮し、見事な学校になりました。さて、要望書によるトイレ不足、あわせてB棟3階のトイレから2階への水漏れ、A棟2階の手洗いの修理、6年5組クーラーの修理または取りかえ、ひまわり・なかよし学級の天井の修繕、そこで要望書のうちでどの程度実施したか、教育部長の御答弁とあわせて、校舎建築の新たな方針がありましたら、教育長及び市長の御答弁を賜りたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) 先ほども申し上げましたのですが、学校のいわゆる老朽化の状態ということからしますと、嘉数小学校はいろいろな要望がいっぱいございます。これにつきましては、建てかえ事業が平成19年、20年、21年というその期間を待たずに、先ほど言いましたように児童生徒の危険性の除去であるとか安全面、あるいは授業の支障を来すところについては、その都度対応をしているところであります。 B棟3階のトイレの破損につきましては、これについては対応してございます。 それから、6年5組の空調の不調につきましては、確かにクーラーの効き目は弱いものがございます。これにつきましては従前クーラーの系統が四つぐらいの系統の中で空調機器が設置されておりまして、空気を掃きだす側と最終の地点では冷えの状況が悪いということ、あるいは機器が古くなっているということもありまして、確かにそのような状況に立ち至っております。これらにつきましては、次年度早い時期にクーリングタワー等の洗浄で対処していきたいというふうに考えております。 それから、ひまわり・なかよし学級の天井の破損の修繕につきましては、既に対応済みでございます。当該校は、先ほど申し上げましたように老朽化が激しいものですから、学校の営繕大工等でできるものについては極力営繕大工等の力も借りながら対応しているところでございます。我々の方としては、改築が迫っているからということで子供たちの学習環境をおろそかにはできませんので、それについては十分今後も対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) それから、学校建設については、私の方からだと思いますので。確かに従前、復帰後しばらくの間は、単年度で学校の改築等ができる時期がございました。しかし、その後国の財政状況等もありまして、債務負担行為事業として2年間にまたがって改築事業を行われておりまして、単年度で国の方も所要の補助金確保は非常に難しい状況にありますので、それと年度、年度の事業量と補助金の国の予算化等がございますので、なかなか単年度で一つの学校の全面改築というのは難しいものがあります。 さらに、一年も早くということですけれども、今我々の方としては、嘉数中学校の改築を平成18、19年度で計画しておりますので、それと同じ時期にまた嘉数小学校の改築ということでは、市の財政についても非常に大きな影響ございますので、一年も早く改築してほしいという議員の御希望は理解するものですけれども、その点については計画どおり19、20、21の予定で進まさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(伊佐敏男君) 市長。 ◎市長(伊波洋一君) 上江洲安儀議員の質問にお答えいたします。ただいま御質問は、嘉数小学校の全面改築の考え方についてでございますが、これについては今教育委員会の方で検討していく準備をしているところでございます。嘉数中学校の方をいよいよと、次年度から建築に入りますので、それに集中的に入っているということであります。 きょう御指摘のあります市内の幼稚園、小学校の施設整備について、私も就任をして各施設、市内の公共施設、そして学校施設も見て回りました。そこで、多くの施設が壊れたままのものが放置されていたりしておりましたので、平成16年度から公共施設維持修繕事業を立ち上げました。その中で、16年度において学校、教育委員関係で4,505万円の修繕をしてございます。そして、今回3,946万円の予算をまた新たに入れてございます。毎年必要な修繕をしてまいります。ちなみに、16年度は市長部局の公共施設については999万円でございます。その意味で、多くの修繕を、教育委員会部局において私たちとしては取り組んでおります。市としましては、子供たちの環境の整備、それから市民の集う公共的な施設あるいは公共の場の危険を除去し、そして市民サービスを広げるためにも、軽微な修繕からまずこの公共施設維持修繕事業の中で取り組んでいくということで、従来放置されていた部分を積極的に修繕をしているということで御理解を願いたいと思います。その意味で、議員が本日各小中学校、幼稚園の問題の箇所を指摘して、私たちに対して修繕の必要性を指摘していただいていることは、まさに私たちが取り組んでいる現在の施策と合致するものであると、このように思っておりますので、指摘されたものにつきましてはできるだけ早く実現できるように取り組んでまいりたい、このように思っております。 ○議長(伊佐敏男君) 上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) ぜひ、実現できるように市長の特別な御配慮をお願いします。 次は、中学校の施設整備の充実強化についてお聞きいたします。1、普天間中要望書は、9項目です。放送施設の整備充実、学年職員室への電話開設、その他の細かい項目についてどう取り組んでまいりましたか、教育部長の御答弁をお願いいたします。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) 普天間中学校の要望は9項目ございましたけれども、この中でもまず放送施設の整備について要望がございました。これにつきましては、本年度は備品の修繕費で修理をするという対応をしてございます。 それから、普天間中学校も学年職員室への電話回線の設置の要望がございますけれども、先ほど申し上げましたように、限られた財源の中ですので、あくまでも児童生徒を中心とした危険性の除去であるとか安全性の確保、授業に支障があるものを優先的に整備することから、これについてもしばらくは検討したいということにとどめております。 ○議長(伊佐敏男君) 上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) 2番目に、真志喜中は10項目の要望です。10項目はすべて急務に整備する必要があると考えます。普通教室のフェンス及びプール周辺のフェンスの整備、清掃用具入れの倉庫の改善または新設、給食室入り口のひさしの新設、図書館内の照明灯の増設、粗大ごみ置き場の新設、体育館への渡り廊下、スプリンクラーの増設、放送機械の取りかえなどです。以上10項目の要望に対して、今年度で整理済みの事項もあると思います。どう対処したか。取り残された事柄については、ぜひ計画的に整備していただきたい。教育部長の御答弁を求めます。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) お答えいたします。真志喜中学校の方も老朽化の方が進んできておりまして、修繕箇所については、学校が言う10項目以上にあると思います。 まず、御指摘の4階普通教室西側のフェンスの整備については、早い時期に対処してございます。 それから、プール周辺のフェンスの補修ですが、1カ所ほどこの程度メッシュが壊れていましたので、それについては針金できちっと補強をしてございます。 それから、清掃用具入れの倉庫あるいは粗大ごみ置き場、それから給食搬入口のひさし等については、それ相応の予算もかかりますし、これについての対応についてはしばらく協議をしていきたいというふうに考えております。 それから、図書室の照明器具の増設については今見積もりをとっている段階で、場合によっては次年度対応ということになるかもしれません。 それから、体育館への渡り廊下の整備につきましては、公的施設の関係から、ちゃんと建築基準法に基づいた渡り廊下を設置するとなりますと、それなりの財政対応が必要ですので、これについてもしばらく対応を待っていきたいというふうに考えております。 それから、スプリンクラーの増設については、今散水施設を真志喜中学校は設置してございますけれども、3カ所の放水口の一部のところでカバーできない面がわずかにございます。その部分については改めて1基設置するというわけにもいきませんので、これについては必要な段階においてはホースで蛇口から対応させたいと、そんな大きな面積でもございませんので、そのような対応をお願いをしているところでございます。 それから、放送機器の取りかえについては、これは修繕費で修理をして、今年度は修理で対応してもらうということで、修理で対応しております。 ○議長(伊佐敏男君) 上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) 平成17年度の事業計画、そして18年度の予定計画でお聞きして理解できますが、ぜひ御答弁のとおり実現方お願いします。 3、嘉数中は市内の中学校で最も古く、その建てかえがいつ実現するか、多くの議員から要望されました。教育委員会の御尽力と市当局の御支援により平成18年度から19年度で完成することができ、大変うれしく思います。完成までにはもろもろの問題があるかと思いますが、最後まで頑張っていただきたい。今年度の要望事項は、1、トイレの取りかえやトイレ入り口の修繕、2、正門前の時計や電気線の修理、3、体育館入り口の修繕、4、清掃用具入れの整備、5、各教室の点検及び修繕などです。そこで、もろもろの要望に対してどう取り組んできたか、またどのような施策を考えているか、教育部長の御答弁を求めます。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) 嘉数中学校の修繕要望等でございますが、改築を控えて大きな修繕要望等はございませんでしたので、ただいま議員から御指摘の5点、これについてはすべて対応してございます。なお、老朽化のために、要望以外の部分についても、先ほどの方針に従いまして、緊急必要なものについては対応しているところもございます。 ○議長(伊佐敏男君) 上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) 宜野湾中は10項目です。平成17年4月27日教育委員会に提出された学校施設整備に関する要請書は、17項目です。要望書の細かい事柄には触れませんが、大きな事項として、1、防災監視盤の設置、2、職員用トイレの設置、3、パソコン教室の新設、4、図書館内クーラー設備の改善、5、スプリンクラーの設置、6、クーラー設備の総点検など。そこで、お聞きいたします。まず、教育委員会で取り計らってくれましたもろもろの改善などについてどうお答えしたか、また次年度の計画などにも触れていただきたいと思います。教育部長、お願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 教育部長。 ◎教育部長(外間伸儀君) お答えいたします。まず、第1点の防災監視盤の移動設置、それから2番目の職員用トイレの設置につきましては、現在発注しております職員室の改築事業に伴いましてこの2点については実施する予定で、工事の中に組み込んでございます。 それから、視聴覚教室の件につきましては、これについては今現在の教室の状況から見ますと、パソコン専用の教室を新たに設置することについては、教室の余裕ございませんので、しばらく現状のままで使っていただくということにしております。 それから、図書室のクーラーについてですけれども、これについては図書室のみをクーラーを取りつけするということについては、現段階では予算的に無理があると思うので、もうしばらく考えてみたいと。見積もりをしたところ、約300万円程度かかるのではないかなというふうに見ております。 それから、スプリンクラーの設置につきましては、今年度実施設計をしておりまして、次年度防衛施設局の予算を充当してスプリンクラーの設置の整備を進めていくこととしております。 ○議長(伊佐敏男君) 上江洲安儀君。 ◆23番(上江洲安儀君) どうも御苦労さまです。今回市内各幼稚園、小中学校の施設整備充実の強化を訴えました。教育委員会はもろもろの問題を抱え、その解決に努力していると信じます。本来なら、市職員の数に変動がなければ、早急な解決ができると思います。しかし、公務員には定年制度があり、宜野湾市役所においても、優秀な専門職の方々が退職しています。今後もこの流れをとめることはできません。平成17年3月31日付で9名定年退職、勧奨退職25名、その他4名、合計38名です。一度に38名の方々が市役所を去ることは、財源の支出額は別として、今後の教育施設整備等不安もあります。このたび38名の方々に強力にお願いしたいことは、市役所を去っていっても、業務に支障がないスムーズな事務引き継ぎをしていただきたい。行政は継続であり、後任の方々がおのおの職務に自信を持ち、胸を張って業務を遂行させていただきたい。以上特に提言もいたし、また私の一般質問もこれで終わりたいと思います。 御協力ありがとうございました。 ○議長(伊佐敏男君) 教育長。 ◎教育長(普天間朝光君) 上江洲議員からたくさんの御提言がありましたので、お礼方々また教育委員会の学校施設の改善についてのお話を申します。学校は、子供たちが本当に心身ともに安心して生活でき、学習できる場でなければいけないと思っております。そのためには、また教育環境、学習環境の整備が必要かと思います。次年度も同様にことしと同じように、小学校、中学校からの要望を受けまして、それをまた財政当局と速やかな調整もしながら、教育環境、学習環境整備に努めてまいりたいと思います。 また、議員の先生方皆さんが直接学校に出向いて学校現場に行きまして、子供たちを激励するとともに先生方も激励しながら、教育環境づくりに特にそういうふうに御提言してくださったことにお礼を申し上げたいと思います。また、引き続き本市の教育の充実、それから子供たちの成長、健やかなな成長に御協力をお願いしたいと思います。 以上でございます。どうもありがとうございました。 ○議長(伊佐敏男君) 以上で23番 上江洲安儀君の質問を終わります。 ○議長(伊佐敏男君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時50分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時06分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。8番 新垣善正君の質問を許します。新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) こんにちは。そろそろ眠い時間も過ぎたと思いますので、しっかり聞いてもらいたいと思います。ただいま議長からお許しがありましたので、8番議員、新垣善正、一般質問に入りたいと思います。 質問は五つ準備いたしていますが、まず1番から野良犬、猫対策及び大型ペット死骸ごみ等の処理についてということで、後の質問は自席で続けさせてもらいます。 では、よろしくお願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。野良犬、猫対策、それからペット死骸の処理についてということでございますけれども、市といたしましては、この野良犬等の処理については、狂犬病予防法等に基づきまして、県と協力しながら定期的に捕獲を実施しているという状況でございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) ちょっと質問が余りにも大ざっぱ過ぎて失礼いたしました。ただいま答弁がありましたけれども、実はその中でなぜ本員がそういう質問に至ったかといいますと、冬はよろしいのですけれども、夏になると道路上で野良犬、猫、大型ペットも入れていますが、野良犬、猫になりますと、やっぱり飼い主がいらっしゃらないということで市の方が対応していると思うのですけれども、この部分で死骸の処理と、年間いろいろ皆さん処理なされていると思うのですけれども、この実績について、過去3年ほどどれぐらいの処理を当局がやられたのか、それとその実績とそれにかかった費用等おわかりになるのでしたら、お答えいただきたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。犬、猫等の死骸の処理の過去3年間の状況でございますけれども、平成15年度、29件、かかった費用が14万5,000円、それから平成16年、41件、かかった費用が20万5,000円、平成17年度、きょう現在2件ございまして、今のところ1万円ということでございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) ありがとうございます。件数としては、17年少ないのですけれども、過年度、15年、16年見ますと、やっぱりそれなりにばらつきはあるみたいですけれども、実はこういう部分で実際値段的にはその野良犬、野良猫の部分は少ないと思うのですけれども、このほかに、例えば今死骸に限定したのですけれども、実際野良犬、猫はちょっとわかりづらいのですが、野良犬が徘回して子供たちとか弱いお年寄り等に危険が及ぶような事案が過去にあったのですが、これは生きている部分の野良犬、特に大型の犬になるとは思うのですが、こういった部分で実際過去3年ぐらいで事件等は起きてはいないと思うのですけれども、捕獲等実績があればお答えいただきたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。野良犬、野良猫等の捕獲でございますけれども、平成14年、野良犬が139頭です。野良猫が194。それから、平成15年、野良犬が124、それから野良猫が206。それから、平成16年度、野良犬が123、猫の方が241というふうになってございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) ありがとうございます。この部分で言いますと、かなり件数的にも多く、この部分の方がかえって先ほどの部分よりは人件費等いろんな事業がかかっていると思われるのですけれども、この生きている部分の捕獲とかそういう部分のかかわった職員の数とか、そういう人件費等もかかっているとは思うのですけれども、そこいらの事業実績、どれぐらい経費がかかったか、お願いしたいと思います。
    ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。この野良犬、野良猫の捕獲等の業務については、環境対策課の環境指導係でやっておるわけでございますけれども、係長以下3名でやってございます。この人件費等については、業務全般にわたる業務の費用でございまして、この野良犬、猫の捕獲にかかる費用というのは、なかなか出しづらいわけでございます。現在この環境指導係の方では、公害防止、騒音、それから振動調査等含む業務全般の費用ということで、平成14年度が3名で1,715万9,000円、平成15年度が3名で1,749万1,000円、平成16年、同じく3名で1,770万1,000円ということで、この環境指導係業務全般の費用ということで考えていただきたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) ただいまの質問で実はその部分が知りたかったわけですけれども、仕事、分析してもかなり難しいかとは思うのですけれども、実はなぜ本員がお聞きしたかと申しますと、今やっぱり民間でできる部分は民間に任せて安く上げようという三位一体とかいろいろかかわっているわけですけれども、特に専門的な仕事になると思いますね、野良犬等捕獲するにも、猫もそうですけれども、やっぱり専門の方が安くできればいいかなという部分、やっぱり市民の立場としても思っている方多いみたいですが、この野犬保護とか、猫もそうですけれども、業者委託など外部発注の可能性とか過去検討したことがあるのでしょうか。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。今議員御質問の委託でございますけれども、県内でも幾つかの市町村が実施しているところございます。そういうこともございまして、今市としてはその委託について検討しているさなかでございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) わかりました。職員がこういう部分にかかわる場合、職員の方も、生きた犬、特に犬好きの方であればいいのですけれども、本員もどちらかというと犬は苦手の方で、仕事としてはかなり危険度が伴う、なれた方だったらいいのですけれども。これで職員の方々、清掃業務全般でこの部分がかなりもし時間がかかっているとしたら、ほかの市内の清掃で行き届かない部分が出ているやもしれません。特に市民からの通報等もいろいろ仕事の業務の圧迫になっているかと思うのですけれども、そういう部分どうですか。市民からの通報とか実際また行動に出たり、パトロールとかもあるとは思うのですけれども、業務の圧迫になっていないでしょうか。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。野良犬の捕獲については先ほど答弁申し上げましたけれども、この犬による咬傷事故等から市民を守る安全対策については、随時パトロール行ってございます。市民からの通報等があれば、即対応しているという状況でございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) ありがとうございました。実は、本員の暮らしている住宅街にも、たまに野良犬らしきものが徘回しているときありまして、そういった咬傷事故とかなければいいと思っていた次第でこういうまた質問をしたわけですが、これからも外部委託可能であれば、もちろん業者がそういう部分交渉してこないとできないと思うのですけれども、過去にそういう例えば外部委託に対しての業者からの働きかけ等はありましたか。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。担当課の方には、何社かの業者が来たという情報は聞いてございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) こういう部分、予算的な部分が、かなりこれからいろんな担当課で逼迫していると聞いています。軽くできる部分は外注に出して、特に職員の危険な業務になると思いますので、そこは専門家に任せて、職員の危機もある程度は取り払った形で解決できるかと思いますので、どうぞこれから検討していただきたいと思います。特に経費の部分、犬1頭当たりどれぐらいかかるのかとかいろんな分析しておかないと、発注のときどのくらいの目安で業者が来たときオーケー出せるとか、入札の段階でかなり手間取るかと思いますので、ぜひその方の分析方をお願いしたいと思います。 それで、この質問はこれぐらいにしまして、実は4番目に予定していたのですけれども、先にしたいと思いますが、認可保育園の待機児童解消についてお聞きしたいと思います。現在認可保育園の待機児童ということで、毎回私質問いたしていますが、まずはこの待機児童解消について、今足りない認可保育園ということでいろいろ市民からありますので、18年度以降の認可保育園創設について、可能性も入れて保育園数、おわかりでしたら教えていただきたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(島袋正則君) お答えいたします。平成18年度以降の認可保育園創設についてという御質問でございますが、御案内のように平成17年度を初年度とする本市の次世代育成支援行動計画に基づき計画をしているところでございます。児童福祉施設の整備計画の中では、認可保育園につきましては、4園の創設を予定をしてございます。内容につきましては、平成18年度計画で2園、それから平成20年度計画で1園、それから平成21年度計画で1園という4園の計画をしてございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) では、新規創設がそういうことでしたら、それ以外にも今やっておるとは思うのです。分園促進事業とかもあったと思いますが。それでは、過年度において法人立保育園がかなり定員増や定員外で待機児童解消に努力してきたと思うのですけれども、そこいら部分の過去の、現在ある認可園が努力してきた実数の推移がおわかりでしたらお教えください。 ○議長(伊佐敏男君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(島袋正則君) お答えいたします。過去における定数枠の拡大の御質問だと思いますが、平成12年度に増改築に伴って30人の増、平成13年度に少子化対策事業として180人の増、平成14年度に少子化対策事業で50人の増、それから平成15年度に定員変更に伴って35人の増、平成16年度定員変更に伴って20人の定員変更、それから平成17年度でございますが、分園事業2カ所、それから定員変更に伴いまして10人、計100人の定員増でございまして、この6年間で415人の定員数の見直しを行っているところでございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) 415人の定員の増がただいまある認可園の中で努力なされてきたと聞いておりますが、これに対して実際どうでしょうか。どの程度の待機児童が解消されたのか、それとも余り効果がなかったのか、その部分の資料ありましたらよろしく教えてください。 ○議長(伊佐敏男君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(島袋正則君) お答えをいたします。待機児童の状況でございますが、平成14年度から17年の資料を持っておりますけれども、4月1日現在でございます。平成14年4月が273人、待機率が21.4%、平成15年度、323人、待機率が25.4%、平成16年、340人、待機率が25.4%、平成17年度、250人、待機率が17.3%となっております。この平成16年度、17年度を比較をしてみますと、平成16年度に先ほど申し上げました分園で2園で90名の定数の見直し、それから増改築に伴っての見直しが10人ございますので、この100人の定員増の影響で、平成17年度と比較をしますと、待機率が8.1%の減少の状況にございます。ただ、今後の状況を見ても御案内かと思いますが、依然として待機児童が多いということが実情でございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) はい、わかりました。16年度、17年度はかなり改善されたように見えます。過去を見ていると、やっぱり余り改善はこの部分で影響されていなかったような。潜在的な待機児童という言葉、使い方をして、定員増してもどんどんまた後からふえてくるという話が他市でもよくあるのですが、当市でもかなりこれが続いてきたというのは私聞いておりましたが、16年度、17年度はかなりポイント数的にも改善されているやに見えます。そして、250人の待機児童でしたら、今予定している4カ園、単純に考えても60人定員を4カ園ふやすということで本員は思っていますが、その際に240人、つまり10人に減るという単純計算ではありますが、実際ここ5年間の本市の人口の推移等もあると思います。そして、その中で待機児童との関連づけたものもあるとは思うのですが、今の待機児童の解消についての努力のほかに、こういった5年間の人口増、本市はもう9万超えたと聞いていますが、そこいらの部分と待機児童の数の推移、もちろん対策も打っているわけですからそこいらとの絡みもあるのですが、単純にどうでしょうか、5年間の人口増とその待機児童の数の関連づけた検討を担当課でやったことがあるのか。そして、もしやったことがあるのでしたら、そこいらのどういう対策方の答えが出てきたのか、お教え願いたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(島袋正則君) お答えいたします。人口の推移と待機児童の関係でございますが、5年程度の私ども資料を整えて整理をしてみました。平成13年度に人口が8万5,918人、それから待機児童数が217人、要保育児童数、いわゆる保育所への申請の皆さんが1,432人、平成14年度に人口が8万6,861人、待機児童数が273人、要保育児童数が1,548人、平成15年度が8万7,229人、待機児童数が323人、要保育児童数が1,647人、平成16年度が人口が8万7,700人、待機児童数340人、要保育児童数1,679人、平成17年度が人口が8万8,565人、待機児童数250人、要保育児童数1,698人。これから見てみますと、人口の増加とともに待機児童数がふえていく傾向にあるということ。それから、出生数でございますが、わずかに減少をしておりますが、先ほど申し上げましたことから言うと、平成13年度に対し平成17年度のこの5年間の要保育児童数を比較してみますと、266人、4.76%ほどふえている状況にございます。そういうことから、引き続き待機児童の解消に努めていく必要があるというふうに認識をしております。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) わかりました。出生数は減っているが、数は安定的にふえているということで、これからもちょっと息が抜けないというのが保育園の対策方だと思うのですけれども、実はその部分で、本市には公立、そして法人立認可園で何園あるか。そして、将来的にこれ5年であと4カ所ふやすのですけれども、最終的にこの4カ所入れてかと思いますけれども、まだほかに目標があればそれお聞きしたいのですけれども、最終的にどの程度の目標に置いているのですか。 ○議長(伊佐敏男君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(島袋正則君) お答えいたします。御案内のように、現在公立3園、認可園10園でございまして、先ほど申し上げました次世代育成支援行動計画からすると、21年までにあと4園ということで、認可園をあと四つふやしたいということでございます。御案内のように、これからの要保育児童の状況を見きわめながら、22年度以降の同計画の推移を見ながら、後期計画に向けて新たな考え方を整理する必要があろうというふうに思っております。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) わかりました。それではまず、保育園の数というのは各市違いますが、那覇市、浦添市、沖縄市、かなり当市と近いところにある市ですけれども、この中の認可保育園の充足率と当市のレベル、当市の今の認可園の数のレベルで言いますと、充足率どうなっているのでしょうか。この比較したものがあれば、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(島袋正則君) お答えいたします。那覇市、浦添市、沖縄市との認可保育園の充足率という話でございますが、平成17年の4月1日現在の待機児童についてでございますが、県からの情報によりますと、那覇市が475人、浦添市501人、沖縄市193人、本市が250名となっております。人口に占める待機児童の割合は、那覇市に次いで私どもの方が2番目となっております。そういう面から、待機児童数の割には保育施設が不足をしているというふうに認識をしております。ちなみに、認可保育園の数でございますが、那覇市が41施設、浦添市が14施設、沖縄市が21施設、本市が10施設という状況となっております。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) 今施設おっしゃいましたけれども、これは法人立と受けとめていいのですか。 ○議長(伊佐敏男君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(島袋正則君) お答えいたします。そのとおりでございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) わかりました。この中で待機児童として那覇市に次ぐ2番目に高いということでおっしゃっていますが、待機児童に関して、実は市内でもちろん解消する方向でいろいろ問題点を、認可園さんとも話し合ったりはしていると思うのですけれども、当局の中で、役所の中で、ほかの課と待機児童解消に関して協議したことがありますでしょうか。 ○議長(伊佐敏男君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(島袋正則君) お答えいたします。既に御案内かと思いますが、私ども宜野湾市の待機児童の解消についての基本的な考え方でございますが、一つ目に認可外の園からの移行による認可園の創設、2点目に分園設置による待機児童の解消、3点目に増改築等による定員等の見直し、それから4点目に弾力化による解消、この四つの方針のもとに待機児童の解消を図っているところでございまして、私どもとして認可園、あるいは認可外の皆さん方と情報交換をしながらただいま進めているところでございます。 御質問は、行政内部の協議がどのようになっているかということでございますが、御案内のように5歳児については、保育所と幼稚園との重複がございます。それから、昨年度平成17年度からスタートしております幼稚園における預かり保育等々について、私ども内部の情報交換をやっているところでございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) わかりました。では、待機児童解消についてはそれぐらいにしまして、もう一つ、今部長からありましたので、これは学校教育課の方になると思うのですけれども。公立幼稚園において預かり保育というものが今出てきましたけれども、各公立幼稚園でこれまではモデル園という形でお聞きしていました。ということは、モデル園ということは市内8カ所あるかと思うのですけれども、その中の何カ所かを何年かにわたってやってきたと思われるのですが、そのモデル園の実績お伺いできますか、何園やって大体何人ぐらい預かったのか。 ○議長(伊佐敏男君) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) お答えいたします。預かり保育につきましては、平成16年度の6月14日からスタートしておりまして、まず普天間第二幼稚園と志真志幼稚園をモデル園といたしましてスタートしております。6月14日からスタートでございましたので、その統計の数字でございますが、普天間第二幼稚園では104名、預かり保育に預けた数であります。そして、一時預かりが18名と。それから、志真志幼稚園におきましては、延べ97名で一時預かりが13名というふうに昨年のデータは出ております。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) わかりました。数としては出ているのですけれども、市内で預かり保育という部分、ここからはじき出した数で、例えば全体的な数というのはまだどれぐらい出そうかとか、そういう部分の試算等は行われているのですか。需要ですね、全体的な需要の試算ができているのか。 ○議長(伊佐敏男君) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) お答えいたします。これにつきましては、毎年2園ずつ実施園をふやしてきてございますけれども、平成17年度は普天間幼稚園、それから宜野湾幼稚園の2園が加わりまして、現在4園で実施しております。それで、ことしの4園の実績を御紹介したいと思います。まず、普天間幼稚園が延べにしまして132名で、平均16.5名の保護者の方が利用しております。普天間第二幼稚園が延べ104名で、平均13名でございます。それから、宜野湾幼稚園におきましては延べ123人で平均15.3人、それから志真志幼稚園の方が延べ108人で平均13.5人であります。定員が20名でありますので、まだまだ定員には少し達していない状況が続いております。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) ただいまお聞きしました数でいくと、まだ4カ園しかやっていませんので、これはどうなのですか。来年度18年度以降全園で一挙にこれがやるのか、それともまだ二つずつふやすとか、そういう段階的なものなのかがちょっと見えてこないのですが、18年度以降はどういう御計画でしょうか。 ○議長(伊佐敏男君) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) お答えいたします。預かり保育につきましては、昨年の2園からことし2園と、全園が完了するまで2園ずつふやしていくという計画で今進めております。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) 2園ずつふやしていって最終的に8カ園になるようにということなのですが、これはもちろん預かり保育、新しくそういう子供を預かる人数をふやしていくわけですが、実は過去に幼稚園就園奨励費等で、正樹議員からもありましたが、財政の関係で就園奨励費もできないとかおっしゃっていましたけれども、その財政とこの部分のふえていく予算との関係で、これはもうふやしていかざるを得ない予算なのでしょうか。もちろん文科省とかいろいろ上部の監督官庁からのいろんな方針もあると思いますが、そこのところ詳しくお教え願いたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時39分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時39分) 会議時間の延長についてお諮りいたします。本日の会議時間は、議事の都合により、この際あらかじめこれを延長したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○議長(伊佐敏男君) 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時40分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時40分) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) お答えいたします。この預かり保育につきましては、幼稚園振興計画に基づく文科省からの指導のもとに現在本市でも今継続審議中でありますけれども、策定しておりまして、それに基づく実施をしていきたいということで、それからまた父母の声もいろいろアンケートとってありますけれども、特に共働きの多い最近の保護者の方、一時預かりについてすごい高い評価といいますか、大変助かっているというようなアンケートの結果が出ております。そういう意味で、私たちもその声を聞いて、振興計画に基づいてぜひ保護者のニーズにこたえていきたいと、そういう計画でございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) ただいま文部科学省の部分と父母からのニーズということがありましたが、文部科学省が言っている預かり保育の部分と、幼稚園もそうなのですけれども、年齢部分があると思うのです。それは何歳から何歳ということで文部科学省が言ってきているのでしょうか。もちろん本市がやっていない部分の年齢もあると思いますので、なぜ本市がそれができないのかという部分も含めて回答お願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) お答えいたします。文科省が今私たちに指導していますのは、3歳、4歳、5歳の就園を文科省として出しておりますけれども、現在宜野湾市としては4歳児保育まで広げたいという計画で今計画を持って推進しております。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) わかりました。なぜこの部分聞くかと申しますと、本員は、過去で保育園関係の部分もありましたので、いつも幼保一元化かとか過去にいろいろ出てきたときに、反対した方の部分に属していたときがありましたが、実は今から言う質問は幼保一元化とは違う部分で質問したいと思っているのですけれども、文科省は3歳から4歳、5歳というのが幼稚園の定義だと聞いております。その中で、例えば先ほど福祉部の部長からも回答あったのですけれども、待機児童についてどういう協議をしてきたか。実は待機児童の部分で3、4、5というのは、保育園とかぶさっている部分だと思います。その中で今預かり保育やって、待機児童の部分と関係あるかと申しますと、ある部分はあると思いますけれども、逆に今認可保育園間で聞いていますと、5歳児まで認可保育園で残りたいという御父母の方が多いというのも聞いています。ただ、逆に5歳児は認可保育園にとどまってでは幼稚園に行かないかといいますと、やっぱり待機児童も多いわけですから、それと父母の中ではやっぱり保育というよりは幼稚園教育を望んでいるが、本市は5歳しかやっていないので、3歳から入れたくてもなかなか入れないという方もいます。ですから、待機児童がそこの部分で混在しているという部分で本員は思っているのですが、学校教育課としてはどうですか、3、4、5、かぶさっていて、なおかつそこの部分が保育園に待機児童で御迷惑かけていると言ったらおかしいのですけれども、保育園の部分で待機児童という形で那覇市に次ぐ2位になっている可能性、この3、4、5の部分であるかと本員は思うのですけれども、そういう分析はなさったことありますか。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時44分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時44分) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) お答えいたします。十分な分析はまだしてございませんけれども、現在の2年保育を推進するという段階で、2年保育を推進することによって若干待機児童の減少にもつながるのではないかなという私ども見通しは持っております。そういう状況です。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) 見通しとしてはそういう部分あるということなのですが、実は本市の部分、他市と比べて見ても、3、4、5の部分の取り扱い方、調べましたら、非常に差があると思うのです。この間議会運営委員会にて配付どまりとなった陳情というのがありました。これによりますと、幼稚園関係の方から来ているのですが、平成18年度幼稚園就園奨励費補助金に関する陳情書、この資料の中で見ますと、国は昭和55年度以降毎年就園奨励費という補助金を交付しているということで書かれています。これはもちろん文部科学省がやっているわけですが、保育園は厚生労働省で省庁がちょっと違うということで3、4、5の部分非常に微妙で、保育園の団体の方も非常に微妙な形で反応なさるのですが、本市において実は公立が5歳しか扱っていない幼稚園、まだモデル園でありますが、預かり保育園の部分で今から4歳まで広げるよと。しかし、実はこの就園奨励費補助金に関するもので見ますと、公立がどうこうではなくて、この目的はまた違う目的だと思うのです。この目的をわかりやすく説明いただけたらと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) 幼稚園就園奨励費補助金でありますけれども、まず補助の目的といたしましては、家庭の所得状況に応じて保護者の経済的負担の軽減を図るとともに、公私立幼稚園の保護者負担の格差の是正を図るため、都道府県及び市町村が実施する就園奨励事業に対して国がその経費の一部を補助し、もって幼稚園教育の振興に資することを目的とするというふうに理解しております。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) そういうことなのですね。実は、その中で本員が昔認可外保育園をやっている時代、幼稚園部分も混合した形の経営をいたしておりました。この経験からいきますと、今認可園とその幼稚園を考えますと、本市において5歳だけ預かっている公立幼稚園、実はその認可外のときに気づいたのは、現在もそうだと思うのですけれども、3歳から幼稚園に行かせたいという父兄の方も意外といらっしゃるということがわかりました。この部分で先ほど特に待機児童とかかわってお話を伺ったのは、実は3、4、5、今こういう就園奨励費が出ていない本市、出ている市町村の方が多いと思うのです。その中で選択肢が狭められている条件がここだと思うのですけれども、この就園奨励費、実は近隣の市町村、特に同じ市でいいのですけれども、那覇市、浦添市、沖縄市でどういった形で実行しているのか。過去に指導部長の方から、9月議会でしたか、御回答あってある程度は聞きましたけれども、あの部分でどうですか、他市と比べて宜野湾市が今やっている状況というのは、果たしてこの3、4、5の子供たちに対してそれだけのことをやっているかどうか、それ認識なさっているかどうかお聞きしたいのですが。 ○議長(伊佐敏男君) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) お答えいたします。私立幼稚園就園奨励費補助金の現在の近隣市町村の状況でありますけれども、沖縄市が3歳児、4歳児、5歳児、適用しておりますけれども、国の国庫補助の限度額の2分の1適用ということで出されております。3歳児、4歳児、5歳児です。それから、那覇市、浦添市、西原町等におきましては、国の基準どおりの額で現在実施されております。本市のみが5歳児のみの国基準という形で現在継続しております。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) お聞きしましたとおりで、本市がいかに立ちおくれているかということです。実は本員が平成14年にこの議会に初めて来たときに、実際ぶち当たったのがこの幼稚園就園奨励費の陳情だったと思います。そして、毎年9月ごろこれはどなたか議員がやっております。9月ごろといいますと、予算に向けて、獲得に向けてだと思いますし、今回のこの陳情書出ているのも、たしか平成18年度、もうきょうからでは間に合わないと思うのですが。しかし、本員といたしましては、先ほどの待機児童解消で言いましても、実はかぶさっているこの3、4、5、もしこの就園奨励費が浦添、那覇市並みに出れば、これは今児童家庭課の方にも100%近い形で待機児童という形でかぶさって、児童家庭課の方は県、国から指導されているとは言いますけれども、改善方がなされていないと。新規創設園とかいろいろプレッシャーがかかっているようですが、この部分、私市民の側で見ると、子供を育てていくために、今少子化で非常に子育てがしにくいと言われている部分で、本市としてはどうですか、この子供たちを持っている親御さんに選択肢を狭めさせていると思うのです。実は幼稚園でもし奨励費が出れば、特に3、4、5、公立が5歳だから5歳に限っているような雰囲気が見えてしようがないのですが、これ3、4、5に広げたとき、今言った待機児童との関連で、先ほど児童家庭課にもほかの課と協議したことがあるのかと聞いたのはそれでもあるのですが、そういう部分でどうですか、学校教育課としてはそこいらの部分も一歩踏み込んだ形、つまり幼稚園に行けない、奨励費が出ないから仕方なく保育という部分で、国から補助が出て幾らか安いと思うので、そこに仕方なく行っている可能性がある子供たちがいるということは把握していますか。それとも、そういうのは検討していないのでしょうか。もし検討したことがあるのでしたら、お答えください。 ○議長(伊佐敏男君) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) お答えいたします。今御質問の内容については、調査等したことまだございません。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) わかりました。それでは、市長にお聞きしたいと思います。市長は当市に市長としてやってこられて、市民のための政治ということでおっしゃっているやに聞いていますが、少子化で子育てがしやすい宜野湾市を目指そうと思うとき、今言った幼稚園就園奨励費の補助金事業、国としてはうたって昭和55年からやっている。沖縄市、那覇市、浦添市、特に浦添市と那覇市はかなりの手厚いことをやっておるわけです。その部分でどうですか、市長、その財源がないからということで先ほどから市長からもあったのですが、これは財源の問題ではなくて、今言った少子化とか保育所の待機児童とかいろんな絡みで言うと、市長の立場からすると、子育てのしやすい宜野湾市というイメージを植えつけるためにもやらなくてはいけない事業だと思うのですが、市長はこの部分どうお考えですか。 ○議長(伊佐敏男君) 市長。 ◎市長(伊波洋一君) 新垣善正議員の質問にお答えいたします。私立法人幼稚園への就園奨励費補助金の件でございますが、先ほど教育委員会部長から答弁ありましたように、公立の幼稚園就学とあわせて私立の負担を軽減するということで、授業料等の助成ということで考えられているというふうに考えております。その意味で、本市として現在5歳からの幼稚園でございますので、これを2年保育あるいは3年保育と拡大することが本市の一つの目標ではなかろうかと、このように思っております。 さらに、待機児童の解消につきましては、私たちとしては積極的に取り組んでいるところでございます。今目に見えている待機児童だけではなくて、現実に認可外の保育所に在籍をしている子供たちが実質的に保育に欠ける児童であるということも数多く見られますので、その意味でこれは市の責任でございます。今御指摘のように3歳、4歳、5歳の幼児教育の件も、これはやはり求められている課題ということについては、今研究しながら取り組もうとしているところでございまして、そのことをしながら、同時に財政とも調整しながらこの私立幼稚園の助成事業については検討してまいりたいと、このように考えているところでございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) 今の御回答ですと、私から考えて、過去に公立幼稚園、公立幼稚園の前に公立保育所を早目に少なくして、那覇市がやっておりますが、公ができるものをずっと公がやるのではなくて、やっぱり私立ができる部分で財源の確保という部分でも、公がやればどうしても高くつく部分というのが幼児教育だと思います。ですから、もちろん今預かり保育、文科省からも来ていますから、公立で年齢を広げていくという方針のようですが、その部分で財源どんどん食ってしまうよりは、まだまだ安い、安価な、つまり学校法人立といいますか、その幼稚園の部分でもしかわりにできる事業であれば、今言った就園奨励費補助金というものが生きてくるかと思いますが、市長からは、この公立の幼稚園の部分でふやしていくのが当面と言っておられますが、学校教育課としてはどうですか、今法人立の幼稚園も市内にはありますし、もちろん近隣にもありますが、その部分での波及効果考えても、この就園奨励費補助金、必要かと思います。そして、担当課にどうしても来年の予算として請求するとき、特にヒアリングはもう終わっていると思うのですけれども、これ平成19年度に向けてもいいですが、これからも順次これは予算としては請求する気でしょうか。 ○議長(伊佐敏男君) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) お答えいたします。3歳児、4歳児、5歳児への奨励補助金につきましては18年度の予算の実施計画に載せまして、私ども財政課とずっと調整中であります。ぜひこれは推進していけたらなと願っております。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) 今以上のお答えを期待はしていたのですが、私が期待しているのは、3歳児、4歳児、5歳児、全年齢、そして第1子だけではなくて第2子、第3子という部分でこの奨励補助金事業というのありますが、それは100%期待していい形で交渉なさっているのでしょうか。 ○議長(伊佐敏男君) 指導部長。 ◎指導部長(宮城茂雄君) 教育委員会といたしましては、国基準をもって実施計画に載せてございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。
    ◆8番(新垣善正君) それでは、予算を請求されている部分、総務企画だと思うのですが、どういった形で認識なされているのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清栄君) 御説明を申し上げます。新年度予算につきましては、ただいま計上についてヒアリングを実施しているということでございまして、政策につきましてはまだ具体的にそのヒアリングを行っておりません。ただ、情報としては、18年度分について要求はするという話等は聞いております。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) 本員は、近くはちょっと見にくくなっていますが、遠くはよく見えるので、市長がうっすら笑ったように見えましたが、それは可能性ありといい方に受け取っていい笑みだったのか、それともちょっとやばいという笑みだったのか。市長、どうですか。もうこれは市長のトップ的な、トップダウンというのもあると思うのですが、ぜひ3歳、4歳、5歳の子供たちの将来のためにも、市長の御決断できるのかどうか。もしはっきり言えるのでありましたら、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 市長。 ◎市長(伊波洋一君) 新垣善正議員の質問にお答えいたします。18年度予算につきましては、ただいま予算のヒアリングの最中でございまして、これは財源がどの程度になるか、どれだけの要望が出てくるかということを踏まえないとできないことであろうと、このように思います。3歳、4歳の問題は、本市における4歳の実施ということも、沖縄の歴史的に沖縄の公立小学校に幼稚園がありまして、それはそれなりの役割をしているというふうに理解をしております。その上で預かり保育を今スタートしておりますが、この要望が、この父母の声は、とても預かり保育に対して大きな反響ございます。その意味で、この預かり保育も含めて4歳への拡大ということをこれからスタートしていくことになろうかと、このように思います。その過程の中で今の私立幼稚園補助金の見直しも含めて検討していきたいというのが私の考えでございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) 余り積極的な回答に聞けなかったので、非常に本員落胆はしていますが、ぜひ、文科省もこの就園奨励費という部分、3、4、5で特に浦添、那覇が手厚くやっていて、実は前回比嘉議員だったと思うのですが、浦添から引っ越してきてこれがないがために非常に落胆した御父兄がいらっしゃったということで、宜野湾市が非常にこの部分では立ちおくれているという。これはどうしても否定できない部分だと思います。市長、ぜひともこれ預かり保育とひっかけるのではなくて、ほかの市町村がもう既に数年以上前からやっていると。それで、実績も、年間で本市の10倍近くの予算をかけている市があるわけです。そこの部分で、まだその10倍とは言いませんけれども、やっぱり四、五倍とかそういう形で、学校教育課の方は毎年出されているみたいに聞いていますので、市長部局の方で手厚く考えていただきたいと思います。就園奨励費については、期待を込めながらこれで終わりたいと思います。 続いて、都市機能用地について、時間がちょっと少ないのですが。本会派の伊佐議員がいろいろ聞いておられて、第1の部分、ほとんどある程度は聞けましたが、実は第一街区、いい形で片づいたかどうか、まだ予測の段階では余りほっともできない部分で、土地は売れたという程度ですが、ホテルができるかどうかまだやみの中かなという感じがしますが、では第二街区、実は来年度、来年度というより平成18年3月、今年度の年度末、債務負担行為が切れるわけですが、この切れるまでに、またことしの3月を思い出すのですが、ああいうばたばたして予算を組んでというのはなしにしたいのですけれども、債務負担行為をこの年度末できれいに終わらせて売るためにも、やっぱり企業立地検討委員会、今機能していると思うのですが、今この部分、業者の選定ですか。新しいデベロッパー、どこまで進んでいるのでしょうか、それとも進んでいないのでしょうか。年度末までの可能性、わかっている部分で、よろしければ回答願います。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。確かに議員御指摘の債務負担行為は年度いっぱい、明けて3月末まででございます。そういうこと等もございまして、市民経済部として平成17年10月7日から第二街区の公募をかけてございます。11月30日でその公募を締め切りまして、今のところ応募企業が、本土企業6社、沖縄県内の企業が2社ということで、8企業公募してございます。私どもといたしましては、早目に企業立地検討委員会を開催いたしまして、2月中旬ごろまでは何とか答申がいただけるようにしていきたいということ等考えておりますので、3月末までの処分はやっていきたいと私どもとしては考えてございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) 本土6社、沖縄2社ということで、まだ企業立地検討委員会開いていないということですが、事業計画等詳しい内容は実際に持ち込まれておるのでしょうか。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。今のところ産業振興課の方でその事業計画等書類が出されておりますので、今チェックしている段階でございます。ですから、そのチェック済み次第、早目に企業立地検討委員会を開催していきたいと考えておるわけでございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) 早目にということですと、まだまだ本員が期待しているほどの内容が明らかになっていない状況だと思いますが、これは募集の際なのですけれども、どういった業種という、つまりどういった事業をやるかということで募集をかけたのか、その事業の幅もあると思うのですけれども、それお教え願えますか。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。今回公募があった8社でございますけれども、その事業概要でございますけれども、宿泊商業複合施設が3社、商業施設が3社、情報通信関連が1社、アミューズメント施設が1社でございまして、そういう形の内容となってございます。今回の公募についても、公募の目的等については従前と同じでございまして、そういう形の企業が現在申し込んでいるということでございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) 現在進んでいる第一街区がホテルでしたけれども、第二街区もホテルはあり得るという感触で始めているのでしょうか。本員としてはホテルが二つも建つとどうかなというのもあるものですから、素人判断ですので、担当課としてはこれはどう考えておりますか。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。書類のチェック等かけている段階でございます。この前も問題になっております、資金調達とかそういった形のチェックも受けておりますので、その辺のクリアできる企業であれば、また上司とも相談しながら諮問かけていきたいと考えてございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) わかりました。やっぱり事業をやるためには、資金繰りがしっかりしているかどうかとは思います。第一街区の方がどうも資金繰りはっきり見えてこないというのが、本員とかほかの部分の考え方ですので、この第二街区、そういった形では非常にすっきりした形の解決を望んでいるのですが、この8社、多いみたいですけれども、そこいら期待できそうですか、今の段階で。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。市民経済部長としては、答申ができる企業が出てくるだろうと考えてございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) では、最後にですけれども、企業立地検討委員会、今回なるべくもめずにやっていただきたいのですけれども、構成要員は一緒ですか。それともこれは変更があるのでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。宜野湾市、それから県、それから総合事務局と、同じ職名の方々がなることでございまして、人事異動等がございまして人の変更はございますけれども、その職名そのものは一緒でございます。 ○議長(伊佐敏男君) 新垣善正君。 ◆8番(新垣善正君) わかりました。もう時間がないと思いますので、ぜひいい企業を選んでいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(伊佐敏男君) 以上で8番 新垣善正君の質問は終わります。 ○議長(伊佐敏男君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後4時09分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時21分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。7番 平良眞一君の質問を許します。平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) 皆さん、こんにちは。こっちに上がる前に、うちの会派長から、民政クラブを宣伝してくれということでございましたので、民政クラブの平良でございます。ひとつよろしくお願いいたします。きのう、そしてきょうと一般質問者5人、きのうから遅くまで議会なっておりますけれども、あしたからは4人でございます。きょうまでひとつ御協力のほどよろしくお願いをいたしたいと思います。 通告をしてありました一般質問、ただいま議長よりお許しをいただきましたので、1から3までの質問をさせていただきたいと思います。 まず初めに、嘉数中学校区への児童センター設置についてお伺いをいたします。宜野湾市には各中学校区ごとにということで4カ所の児童センターが設置をされております。しかし、御案内のように嘉数中学校区には、児童センターがいまだに設置をされておりません。昭和58年に大謝名児童センターが建てられました。そして、平成2年に赤道の児童センター、平成5年に大山児童センター、そして平成7年には新城児童センターがつくられております。そこで、お聞きをいたします。宜野湾市が児童センターを建てた目的とは何なのか。 それから、市内に4カ所ある児童センターの利用状況とそれとどのような事業をしておられるのか。その事業を通して、またどういった結果あるいは成果があったのか、御答弁をいただきたいと思います。 あとは自席から質問を続けてまいります。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊佐敏男君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(島袋正則君) お答えいたします。まず、児童センターを建てた目的ということでございますが、この施設については、児童福祉法の第35条第3項の規定に基づきまして、児童に健全な遊びを与えて、その体力を増進し、情操を豊かにすることを目的とした児童館の設置でございます。 それから、平成16年度の利用状況を説明申し上げますが、新城児童センターでは年間に4万3,304人、それから大山児童センターでは年間2万8,470人、それから大謝名児童センターでは年間に2万3,757人、赤道児童センターでは年間4万1,175人、年間4館合計で13万6,706人の利用状況となっております。 それから、事業内容の御質問でございますが、事業内容につきましては、基本的には宜野湾市児童センター運営委員会に対しまして、児童センターの運営方針、それから児童センターの利用計画を諮りまして、各児童センターにおける児童の取り組みをやっている状況でございます。 具体的な各児童センターの取り組みでございますが、大山児童センターについては、クラブ活動がバドミントンクラブほか10クラブ、また集団指導としてパソコン教室ほか8教室の事業が展開をされております。学童クラブにおいては、保護者が労働等により昼間家庭にいない世帯で小学校3年生までの児童に対し放課後適切な遊び及び生活の場を与えて、健全な育成を図っております。24名の登録がされている状況でございます。新城児童センターでございますが、クラブ活動がバスケットクラブほか11クラブ、また集団指導として宿泊学習ほか6教室の事業が展開をされております。学童クラブについては、25名の児童が登録されている状況となっております。赤道児童センターでございますが、クラブ活動が空手クラブほか11クラブ、また集団指導として書道教室ほか9教室の事業が展開されております。大謝名児童センターでございますが、クラブ活動がバスケットクラブほか8クラブ、また集団指導として習字教室ほか5教室の事業が展開されております。 その事業等に係る成果ということでございますが、各児童センターにおいては、クラブ活動、集団指導及び学童クラブ等通して交流することにより、人間形成、自主性、創造性をはぐくみ、特に異年齢集団においては、協調性、忍耐性、思いやりの心を育てる等児童の福祉向上に成果があるものというふうに理解をしております。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) ありがとうございます。部長からただいま目的、そして事業成果等御説明いただきました。目的として、子供たちに健全な遊びを提供する。そして、遊びを通して体力の増進、そして情操豊かにする。まさに子供たちの成長期の基本となる大切な目的を持って建てられたすばらしい施設だと思っております。今部長からも答弁がございました児童センターの利用状況、私も手元に資料を持っているのですけれども、それも12年度からの児童センターの利用状況でございますが、12年度からずっと11万人以上の子供たちがこの施設を利用していると。そして、16年度には、先ほど部長からも答弁ございましたように、13万6,000人余りの児童生徒が利用しているということでございまして、また説明ございましたようにいろんな事業内容、このような児童センターを子供たちが利用することによって、子供たち同士の上下関係を知り、そして仲間意識を持つことで、今社会でも問題視されているいじめや非行に走る子供たちを少なくすることにもつながっていると思っております。このように、該施設は幅広く児童の健全育成の面からも大きな役割を果たしている施設でございますが、このような成長期の子供たちにとって重要でかつ健全育成の面からも必要な施設であり、また宜野湾市の子供たちがひとしくなければならないという公正、公平な行政の立場から、嘉数中学校区に児童センターを設置をしていただきたいと、多くの地域の方々や、そして議会でも要望いたしております。しかし、なかなか前向きな進展がなかったように思っております。そこで、うれしいことに、去った9月定例会、そしてきのうの答弁の中でもしばし県営団地内に児童センター検討しているという答弁がございました。そこで、もう一度確認の意味で、県営団地内に児童館を検討しているといういきさつ、これまでの流れをご説明いただきたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(島袋正則君) お答えをいたします。まず、県営志真志団地建てかえ事業に係る保育園等の併設についてということで、県との協議、県の土木建築部住宅課でございますが、そちらの方と平成14年の7月ごろから事務的な調整は進めてきております。その協議の中で、保育所の設置あるいは社会福祉施設の設置、あるいは高齢者の生活支援に資する施設等の情報交換、協議を重ねてきております。協議の中でございますが、私ども宜野湾市としては新総合計画、それから平成17年度からスタートする次世代育成支援行動計画の中で位置づけをする必要があるということもございまして、その整理をいたしまして、平成17年4月4日付で本市としての考え方を整理をいたしまして、子育てしやすい環境の整備の事業として児童センターや、それから子育て支援のための拠点としての施設の整備に向けての県の協力、ご配慮をお願いしたいという趣旨のもとに、ただいまお願いをしているという状況でございます。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) 志真志県営団地建てかえ事業によるその社会福祉施設等の検討が進めているということで、平成14年の7月から検討に入っているというただいま部長からの答弁でありますけれども、県の方に児童センターの設置における無償譲渡の申請というふうに聞いておりますが、当局としてはその無償譲渡、そして児童センターの設置等々これは可能性としてはどのように思っておられるのか、御答弁いただきたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(島袋正則君) お答えいたします。該件については、先ほど申し上げたように、当初段階は保育所の設置がお願いできないかという趣旨もございましたけれども、その検討の中で私どもとしては児童センターの施設整備が早目に立ち上げたいということも整理をいたしまして、先ほど申し上げました4月4日付に県に協力のお願いをしているところでございますので、あとしばらく県の検討が必要だというふうに認識をしております。そういう面では、その状況については常に県と連携をしながら情報収集して対応してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) まだ確実にできるということではないのだが、可能性としてはあるということで受け取っていきたいと思います。ひとつ頑張っていただきたいなと思っています。 今宜野湾市は、国の次世代育成支援対策の推進法の制定によって、今年度17年度から次世代育成支援行動計画を策定してスタートされております。この行動計画では、児童センターを活用しての多くの取り組みも施策として計画をされております。児童の健全育成のための取り組みの推進ということで、児童の健全な遊び、健康の増進、情操豊かにすることを目的に児童の自発性に立った余暇活動の充実を図ると、そして地域ニーズに即した児童や青少年の交流の拠点づくり、そして子供の居場所づくり、児童センター等における障害児の受け入れ等の充実等のさまざまな施策が、この児童センターを活用して計画されております。この次世代育成支援行動計画を全地域にスムーズに進めるためにも、嘉数中学校区に児童センターがない。この児童センターを早期に設置をしなければ、この計画も全体として前に進めにくいのではないかなというふうに思っております。また、宜野湾市の財政面から見ても、県有地の無償譲渡は非常に宜野湾市にとってはありがたいことであり、今回を逃すとまた宜野湾市の財政ではいつになるかわからない。そうなると、また子供たちの放課後対策、そういったことにほかの地域とまた格差が出てくる。そうならないように、ぜひこの児童センターの計画を進めていっていただきたいなと思っておりますけれども、この次世代の育成行動計画と関連してどういうふうに当局としては持っておられるのか、御見解をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(島袋正則君) お答えいたします。該件についても先ほど申し上げたとおりでございますが、今御質問のとおりそのとおりかと思います。地域的なアンバランスの中で児童センターが設置がされているということもございまして、私どもとしては、先ほど申し上げました地域に児童育成行動計画の中で、ぜひその計画の中で立ち上げをしていきたいというふうに思っております。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) ぜひそうやった形で進めていっていただきたいと思います。 それから、この志真志県営団地の中に皆さんが検討している児童センターの敷地が、865.21平米ということで予定敷地見ておるのですけれども、ほかの児童センターの敷地面積よりは大分小さいように思いますけれども、児童館としての基準等には適用するのかどうか、この辺の御説明いただきたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(島袋正則君) お答えいたします。予定敷地面積については、御質問のとおりとなっております。児童館の設置基準の御質問でございますが、設置基準については、平成2年8月7日、厚生事務次官通知の中で児童館の設置運営要綱というのがございます。その中で建物には集会施設、遊戯室、図書室、事務執行に必要な設備のほか必要に応じ、相談室、創作活動室、静養室及び児童クラブ室を設ける必要があるということでございます。それから、建物の広さでございますが、原則として336.6平方メートル以上とし、また大型児童センターにあっては500平米以上とするというふうになっております。そのほか、屋外における体力増進指導に当たるために要する小規模の広場を有することとなっております。それから、職員の配置についてでございますが、2名以上の児童の遊びを指導する者、これについては児童更生員でございますが、それを置くということ。また、必要に応じ体力増進指導に関し知識を有する者を置くことになっております。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) ということは、その基準には適用するということで理解をしたいと思います。 それから、今支援行動計画の中で児童センターの整備計画が平成19年度という形で計画には載っておりますけれども、そうしますとこの19年度に向けてのこれからの工程といいましょうか、どういった形で皆さん計画されているのか、御説明いただきたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(島袋正則君) お答えをいたします。まず、次世代育成支援行動計画の中で、今御質問のとおり平成19年度の計画を持っております。私どもの児童更生施設については、次世代育成支援行動計画の前期の行動計画の中で19年という位置づけをしております。今後の進め方でございますが、先ほど御説明申し上げました県の土木建築部の了解が得られ次第、事業採択に向けて県との協議調整に入っていきたいというふうに思っております。あわせまして、本市の総合計画に係る実施計画の採択に向けて取り組んでいくということで、私どもとしては事務を進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) よくわかりました。市長にちょっとお伺いいたしますけれども、今福祉部の方で前向きに進めていっているという部長の答弁ございました。そこで、これまで各中学校区にということで進められている児童センター、嘉数中学校区だけはなかった。昭和58年に大謝名児童センターが建てられてから、もう22年たっております。そして、一番新しい新城の児童センターが建てられてからでも、もう10年という年数がたっております。教育の公平さから見ても、子供たちにとってはいろんな面から非常に大きな差だと思っております。やはりこのような不均等といいましょうか、そういったのは一日も早く解消していただきたいなというふうに思っております。 それから、この県営団地、福祉部の方で検討している場所であれば、100%ではないにしても、配置的な面から見ても、嘉数小学校、そして志真志小学校の中間ではないのですが、そのいい位置にあると思います。そして、この位置であれば、長田小学校の子供たちも利用できる位置だと思っております。ですから、ここ嘉数中学校区の児童センターとして、その中学校区の子供たちのためにも、ぜひ早目に進めていっていただきたいなというふうに思いますけれども、市長の御見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後4時44分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時44分) 市長。 ◎市長(伊波洋一君) 平良眞一議員の質問にお答えいたします。嘉数中学校区の児童館の設置要望については、強いものがあるというふうに理解をしております。赤道児童館、それから大謝名県営団地児童館を直線にしますと、この半分に児童館ございません。その中に多くの子供たちがいるわけでございまして、その意味ではこの地域に児童館が必要だという認識、私も持っております。今福祉保健部長からありますように、市としてはまずこの志真志県営団地の改築に伴って、ここに児童館を平成19年度予定で建設する計画で今進めております。ただ、宜野湾保育所の改築の問題含めて若干ここにプレハブで一時的に宜野湾保育所を置くことになりますので、その部分が1年おくれることになりましたので、その部分の調整を今していかなければいけませんが、19年度事業としての取り組みで取り組んでいく姿勢を持って県と調整をしております。その場所に児童館及び子育て支援施設をつくっていくという考えで推進をしてまいりたいと、このように思っております。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) 市長からも、この件に関しては進めていくという返事をいただきました。ひとつ担当部局、県の方にももっと足を運んでいただいて、計画どおりにできるように頑張っていただきたいと思います。 それでは、児童センター終わりまして次の質問に移りたいと思います。2番目の西海岸地域についてを御質問させていただきます。まず、3番の市道大山7号の整備事業と大山田いも生産地域の保全との関連性についてお聞きいたします。田いもの保全については、都市計画マスタープランの中でも、大山田いも畑については、地権者、耕作者の意向を把握しつつ一部保全を検討するということでされております。現在市民経済部の方で農林漁業振興審議会を立ち上げて、そこで保全に関して審議をしているところであります。この振興審議会の中で、市当局から大山7号の道路計画の話が一度もなかったのです。この審議会が16年3月に第1回目始まりまして、先月の11月29日に第5回目の審議会を開催したのですけれども、その中でもこの7号の道路計画の話は出ませんでした。そして、この審議会の委員の中には、建設部長、そして市民経済部長もその委員として入っております。ですから、この7号の件は十分にわかっていたと思いますけれども、どうして審議会の中でこのような7号が田いも畑を突っ切る道をつくるのだという御説明はされなかったのか、御答弁いただきたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) 平良議員の質問にお答えします。11月29日でしたけれども、その段階ではまだその地域住民に対する合意形成を図っている最中であって、また反対とかありますとこの事業進められないというふうに思っていましたので、合意形成を図った後にそれの説明をしようと思っていたものですから、その審議会の中では、計画はあるのですけれども、まだ実際にできるかどうかというふうな見通しがはっきりいたしませんでしたので、そういうふうなこともあった関係上、全くその中では触れておりませんでした。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) この審議会、これまで現場を調査したり、いろんな意見が出て、その保全に向けて審議をされていたのです。ですから、ここで急にこういった大山7号の道路計画が入るということは、今まで審議している審議が非常にまたやりにくい状態になってしまうのです。11月29日に当局からの話ではなくて、その委員会の委員の方から今こういう話が来ているのだよということがありまして、そこでこれ以上話は進まなかったのですけれども、その7号をつくることによってこの大山田いも地域の地権者、そして生産者等々が非常に困惑をしていると、迷っているという状態ということでお話もされておりました。ですから、保全に向けての審議会であるのであれば、ぜひそういう計画されているのだよということでもっと早目に、決定ではないのだけれども、今案としてあるのだよということをぜひ言ってほしかったなというのがありまして、また委員長の方も少しどうしようかということ言っていたものですから、この件に関しては市民経済部どう思っておられるのか、御説明お願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。この大山7号の件に関しましては、助役を含めて建設部、市民経済部、2回ほど協議を持ちまして、その後の建設部が地域説明会開いておるわけですけれども、市民経済部も常に説明会には同席してございます。そういうことで、先ほど建設部長からも説明がございましたとおり、まだ地権者の合意が完全に得られているということがございませんので、そういう説明等は建設部の方からはなされなかったのだろうと考えておりまして、これからこの地権者の合意等が成立して決まれば、恐らく具体的な説明等も出てくるだろうと考えてございます。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) そういった話のある中で、その委員から、地権者、そして生産者の方々の意見はもっと大事だよということで、アンケート調査を再度入れてくれということで、アンケート調査やっておりますね。過去にアンケート調査あったらしいのですけれども、それとは別に非常にそのときにも回収率が悪いということで、5年前ですか、やられたというのは。5年たって地権者等々のまた気持ちも変わってきているだろうと、そしてそれを判断材料にもできるということで再度アンケート調査の依頼をし、当局としてはことしの9月12日から10月31日までの期間の調査、アンケート調査を実施しております。その中でも肝心な田いも生産者、そして地権者のアンケート調査が、252件の配付で102件という回収、回収率が40.5%と半分も満たない回収率で、この回収率が悪いのも、この委員の中の話しですけれども、この大山7号の道路の計画で、保全しようか、それとも宅地開発した方がいいか迷っている地権者が出てきたというふうなことも委員の中から出ておりました。このアンケート調査に関して担当部署はどういうふうにお考えになっておられるのか、御見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。前回の議会でもアンケートの回収率についての答弁申し上げたわけでございますけれども、その後の電話なり個別にお願い申し上げまして、地域の方々も含めまして、地権者、それから耕作者等も含めて御協力いただいて、今40%まで持ってきたということ等ございます。ですから、それ以外については、地権者等が市外という方々等も多うございまして、もうこれ以上の回収率を上げることは不可能だろうというふうに考えてございます。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) また、次の審議会の方でいろいろと議論あるいは異論等が出てくると思います。ここでまた田いも保全についてはやりたいなと思っております。 それから、大山7号の整備事業につきまして少しお聞きをさせていただきたいと思います。これまでの答弁で、経緯についてはある程度理解をいたしました。その中で確認する意味でお聞きしたいと思いますが、国道58号線から田いも畑を通って県営大山高層の横までの新設の道路になると思いますが、これについての80%以上の地権者等の同意が得れれば実施をしていきたいという答弁がございましたけれども、この80%以上というのはどこからの率なのか、御説明いただきたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) これにつきましては、新規事業を立ち上げる段階では、地権者の約80%以上の合意を得ておかないと、この事業そのものが余りうまくいかないということがあるものですから、極力市町村の事業を採択する段階では、80%以上の同意を取りつけるようにということで、これは必ずしも絶対条件というわけではありません。それで、現在大山7号につきましては、出身議員の3名の協力を得まして、全体の地権者が34名いますけれども、そのうち32名の合意形成を図って、パーセントとしては92%の合意を得ております。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) 34名の地権者のうちの32名の合意が得られたということで、100%近いということでございます。地権者の方々の80%以上という同意が必要だということ御答弁ありましたけれども、その地権者以外、例えば田いも畑、7号に面しない方々、そして生産者、そういった方々はどういうような扱いをされるのでしょうか。勝手に道路に面した方々の同意さえ得られればできるという形では非常におかしいと思いますけれども、それ以外の地権者、そして耕作者等々の扱いはどういった形でやるのでしょうか。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) お答えします。この道路につきましては、建設するかしないかについてはまだ決定はしておりませんけれども、ただ工事を許可してもらう前段階でそのような合意形成は、地権者の方には諮っておりますけれども、それ以外に大山自治会を通じて議員さんも集まりを持ったとか、あと老人クラブの皆さんを集めてまた説明会を行ったとか、あと大山区全区域の人々を対象に説明会を行ったとか、それ以外にまた田いも畑の地権者の皆さんを集めて説明会を持ったとか、あと田いも組合の皆さん方も集めてまた個別に説明会持ったということで、地権者ばかりでなくて、いろんな関係する大山区の方の人々に対して7回ほどの説明会を行っております。以上です。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) この道路に面する地権者以外の方々、これまで7回の説明会を行ったということで今部長から御説明ありましたけれども、この以外の方々、説明会持った中で、この7号に関してどういった意見が多く出られたのか、その点御説明いただけますか。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) お答えします。やっぱり一部高架橋なものですから、その高架に伴って日照の関係で田いもの生産が落ちるのではないかという話と、道路をつくることによって沿線の方が住宅地として開発されるのではないかという話と、はっきりどの地域を保全していくか、どの地域を開発していくかということをはっきりしないまま道路をスタートした場合、保全と開発の観点で問題が生じるのではないかとか、あと田いもを保全するための策としてどのようなことを我々役所が考えているかとか、その辺のもろもろの質問がありました。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) 今部長が御説明あったように、多分そういった心配等々が絶対に出てくるのではないかなという思いがしておりました。後で結構ですから、その説明会のときの今の部長がおっしゃった意見等の資料いただければと思いますけれども、よろしいでしょうか。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後5時02分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午後5時02分) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) お答えします。会議するごとにどのような質問があったかということについては書いてありますけれども、ただそのトータル的にまだ整理していませんので、整理した後に提供したいと思っています。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) ただ、私も審議会のメンバーであるものですから、参考にしたいなというふうに思っておりますので、ひとつ提供のほどよろしくお願いいたします。 今部長の方から、説明会であった意見等の中に、その道に面したところ等々が住宅地にならないかという心配もあるという今お話がございました。この大山7号が架橋部分が180メーター、そして残り200メーターが一般道といいましょうか、道路という形になるわけですね。そうした場合の一般道、一般道と言っておきますけれども、高架部分ではないところ、道に面している土地を、地主、地権者が住宅を建てると、建物を建てたいということで建築申請等々があれば、市としてはこれは規制できるのでしょうか。どういう対応になるのでしょうか。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) お答えします。道ができて、電気、水道等も多分整備されると思いますので、住宅の許可申請が出た場合は許可されることになります。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) 道路が面していれば、建築許可おろさないといけないのだろうというふうに思います。極端に言えば、該道路を利用して道に面していないところ、これを利用して奥の方に道をつくれば、奥の方でも開発行為をすれば、この建築許可をおろさんといけないという形で理解していいのでしょうか。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。
    ◎建設部長(砂川勝彦君) 建築許可に必要な道路というのがありますけれども、その基準を満たすような形で個人が道路をつくった場合、それに面する場合は可能です。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) では、そういうふうになると許可せざるを得ない。となると、これは開発、例えば業者が入ってきて、この部分、あちこち虫食い状態の形で建物が建つ可能性も出てくるというふうに思いますけれども、そうなると今後のまた区画整理事業に影響が出てくるのではないかなと思っておりますけれども、区画整理事業との関連といいましょうか、それどういったふうになるのでしょうか。御答弁いただけますか。 ○議長(伊佐敏男君) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) 大山7号を来年から着手した場合も、約7年ぐらいかかりますので、その7年以降でないと多分道路できませんので、家は建てられませんので、その7年間の間の中でどの区域を保全して、どの区域を開発するかを今後詰めていって、その乱開発がないような形で進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) 今の部長の言うとおりに事が運べば非常にいいとは思うのですけれども、なかなかこの田いも畑を保全する場所を設定するにしても、周囲が宅地造成どんどん、どんどんされていくような話が出たり、実際になっていくのであれば、また保全する方々も宅地がいいのかなと、家つくった方がいいのかなという形の、気持ち的にはまた変わってくるのではないかなというふうに感じているのです。ですから、今大山7号を通すことでいろんな意味でこれは慎重にしていかないと、いろんな意味で影響が出てくるなというふうに感じているのです。ですから、道路つくるまでに7年ぐらいかかるどうのこうの今お話しありましたけれども、それまでではなくて、もうこれもこれから進めながらではないと、保全とそして開発どうするのかと、7号の道も関連して一緒に進めないと、7年後の話しているのであれば、これ大きな問題になってくると思うのです。ですから、第1は地権者だと思いますので、地権者ともよく話しして、どういった形で持っていった方がいいのか。この大山7号をどんどん、どんどん進めるのではなくて、やっぱり後で問題にならないように地権者とも対応していっていただけるように要望して、この点は終わりたいと思います。 それでは、あと都市機能用地について少しばかりお聞かせ願いたいと思います。きのう、そしてきょうも質疑があって御答弁いただきましたので、ある程度理解いたしましたけれども、少しばかりお聞かせいただきたいと思います。売買契約については、ホスピタリティさんと9月21日に交わしたということで、売買金額が約11億2,350万円が土地開発公社に入金をされたということで、きのう、きょうあったと思いますが、この11億2,350万円の売買代金、これは後の事務処理はどういった形でなっているのか、御説明いただきたいと思います。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後5時10分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午後5時10分) 建設部長。 ◎建設部長(砂川勝彦君) お答えします。入金が11億2,349万9,807円となっております。借入金の償還額は、そのうち11億1,400万円となっております。支払利息は824万865円となっています。そして、償還後の残額が125万8,942円というのがありますけれども、これが土地開発公社の事務費になっております。以上です。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) 部長さん、私の質問がちょっと悪かったのかなと思いますけれども、今二十何億円ですか、債務負担されていますよね、その債務負担の中の返済にこれ充てるわけですよね。土地売買しているわけですね、売買したお金は債務負担しているわけですね、二十何億円になっていますかな。その返済に充てたのかということをお聞きしたいのです。もし充てたのであれば、現在幾らの債務負担が残っているか、それをお聞きしたいと思いますけれども。そして、入金した日にち、よろしくお願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後5時12分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午後5時13分) 助役。 ◎助役(安里猛君) お答えをいたします。都市機能誘致の用地を取得するに当たり借り入れをした金額が、24億4,900万円でございます。それで、一街区については借入額が11億1,400万円でございまして、二街区の13億3,500万円が現在残っております。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) その第一街区の売買した代金は返済したということでいいわけですね。そして、後でいいですけれども、いつ返済したか。そして、この収支報告というのは議会には報告はしなくていいのでしょうか。その辺ひとつお願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後5時14分) ○議長(伊佐敏男君) 再開いたします。(再開時刻 午後5時14分) 助役。 ◎助役(安里猛君) お答えをいたします。土地開発公社が返済をした期日が9月30日でございます。この議会への報告になりますけれども、来年の9月議会において土地開発公社の事業報告の中で報告をすることになります。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) 来年の9月、では決算してからの報告という形になるわけですか。ああそうですか、わかりました。 あとは、先ほど新垣善正議員から御質問で大体わかりましたので、あと1点だけ。該ホテルは、当初の事業計画では平成18年2月下旬ごろ起工式をして、平成20年春ごろ開業を予定とされておりましたけれども、今後の見通しとしてはどうなるのか、御説明をお願いします。 ○議長(伊佐敏男君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(石川義光君) お答え申し上げます。当初計画よりは少々おくれておりまして、基本設計が、新しくいただいたスケジュールですけれども、2006年3月までは基本設計、それから実施設計入りまして実施設計が2006年7月、それから発注調整がありまして、着工が9月予定してございます。工事入りまして、2008年9月には竣工というスケジュール表になってございます。オープンにつきましては、11月ということになってございます。 ○議長(伊佐敏男君) 平良眞一君。 ◆7番(平良眞一君) ありがとうございます。該ホテルの開業によって多くの経済効果や財政効果があるということで、それからまた146名の新規雇用を見込んでいるということでありますので、それから見ましてもいろんな面で期待をしておりますので、期待どおりに立ち上げられるよう当局もひとつ頑張っていただきたいと思います。 以上で一般質問終わります。ありがとうございました。 ○議長(伊佐敏男君) 以上で7番 平良眞一君の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は12月16日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(散会時刻 午後5時17分)...